アパレル業界の採用試験はちょっと異色かもしれません。
特に1社目であれば雰囲気なども分からないのでより不安が大きくなると思います。
採用試験で本領を発揮するには、いつも通りリラックスして挑めることが何よりも大切です。
そしてその為には、万全の準備と対策が欠かせません。
そこで今回は、当日自信を持ってあなたらしく振る舞えるよう、アパレル業界に特化した対策と準備について解説していきます!
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◇◆アパレル企業における採用までの流れ
まずはアパレル企業における新卒採用までの流れですが、基本的には、①書類選考→②面接(採用担当)→③筆記試験→④面接(職種担当者)→⑤最終面接(社長や役員)という流れが多いイメージです。
当然企業やその年度の応募人数、もしくは一般職か専門職かによっても異なりますので、説明会などで募集要項を確認しましょう。
次からはそれぞれのステップごとに具体的にお話ししていきます!
■書類選考のポイント
会社説明会に参加し、募集要項を確認したらまずは書類選考です。
実際に会話することができないので、履歴書にはしっかりと時間をかけたいところです。
ここでは、書類選考に通る為に注意したいポイントを3つに分けてお話ししますね。

下書きは全体のバランスを確認するためにも必須です。
文字を書くのが苦手な人でも、しっかりと一文字ずつ丁寧に書いた文字であれば、気持ちは伝わるものです。
最後まで走り書きにならないように、落ち着いて書き進めていきましょう。
書類選考では人柄はまだ見えないので、そういった最低限の事ができていなければ残念な印象を与えてしまいます。

丁寧な文字で書けることができていれば、次は内容です。
自己PRや趣味・特技などは、興味を持ってもらえるように何を書くべきかしっかり考えてください。
他業界でも就職活動をしている方は、業界ごとに興味を持ってもらえる内容が異なったりもするので、業界ごとに書く内容を変えるのもおすすめです。
そしてテンプレの分にならないように、自分の言葉で分かりやすく書くことも大切です。

履歴書は出来るだけ行を埋めることが大切ですが、ダラダラと羅列するのは絶対にNGです。
採用担当の方は膨大な数の履歴書に目を通して書類選考をします。
読むのが退屈になってしまったらその時点で不合格に何ててことも…。
面接でぜひ会いたい!と思ってもらう為には、最後まで興味を持って読んでもらうことが大切です。
下書きの時点で、誰かにチェックしてもらうのも良いかもしれません。
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◇◆【アパレル企業〜面接編〜】 自分の言葉で伝える!
書類選考に通ったら、次はいよいよ面接です!
アパレル企業ではどんなことを聞かれるのでしょうか。どのように準備をしていけば良いのでしょうか?
ここからはそういった不安を3つに分けて解決していきます。
当日言葉に詰まってあたふたすることがないように、前もって十分に準備していきましょう!
■アパレル業界の面接でよく出る質問とその意図・6選

これはあなたがどんな学生時代を送ってきたのかを知るための質問です。
どのような役割だったのか、どんなことに意識して取り組んでいたのかなど、自分の長所をさりげなくアピールできるようなエピソードがあればgoodですね。
この質問であなたが自分自身がどんな人だと思っているのか、自己分析をしっかりできているかを見ています。
自分の中で欠点と思うところも、言い方によってはプラスになることも大いにあります。
人に聞いてみたり、自分の行動を振り返ったりして、欠点もプラスの言葉に置き換えられるように前もって自己分析をしておきましょう。
あなたがどんなタイプの洋服が好きか、採用になって自社に入社した際に合いそうなブランドがあるかを判断します。
ブランド名や店舗名だけでなく、どういったところが好きでそのお店に行くのかを簡潔に話せるようにしておきましょう。
この質問ではきちんと自社を理解してくれているのか、どのぐらいの熱量を持って面接に来てくれたのかを見極めようとしています。
ウチが第一希望なんだなと思ってもらえる為にも、他社との比較をしながら、その会社ならではの良さを見つけ出しておきましょう。
説明会や店舗に行った時など、自分に合うと感じた具体的なエピソードがあると尚良しです。
この質問の答えを通して、その職種に対する熱意を確認します。
どんなことがあったからその職種を選んだのか?目指したいと思うようになったきっかけをしっかり思い返して、言葉に説得力を持たせましょう。
この質問は⑤の質問同様、職種に対する熱意を確認していますが、将来イメージを想像できるように解答しましょう。
自分自身の体験を元に、だからこんな○○になりたい!と言えると回答に厚みが出て良いでしょう。
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■面接官はここを見ている!
センスや自主性ももちろん大切です。
しかし多くの人と関わり合いながら仕事をしていくアパレル業界では、何よりもコミュニケーション能力の高さを重要視されます。
きちんと目を見て話す、相槌や身振り手振り、にこやかな表情など、面接であることを意識しすぎてカチコチにならないように、その面接官の方一人一人と会話をする意識で話しましょう。
気持ちのこもった対話になるために、回答の内容は文をフル暗記するよりも、箇条書きやキーワードとして話の要点だけをまとめておくのがおすすめです。
しかしその人のタイプにもよりますので、過去の自分のプレゼンや面接シーンを思い出しながら、どちらがよりリラックスして挑めるか自分で判断して準備しておきましょう。
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◇◆【アパレル企業〜筆記編〜 】 基本をしっかり復習!
数回の面接の間に並行して行われる筆記試験。
アパレル企業の筆記試験には、適性検査、学力テスト、そしてファッション専門知識の大きく3つのパターンがあります。
その3つの中でもどれが実施されるか、もしくは筆記試験自体が無いのかなどは企業や職種により異なります。
学校にある過去の先輩データを見たり、知り合いの卒業生にアパレル企業の方がいればアドバイスをもらうと良い知れません。
■適性検査&一般常識対策
これらは基本的にアパレル業界に限らず、多くの企業で採用されている筆記試験項目です。
ネット上にも適性検査や模擬テストなどがたくさん載っているので、どんな内容なのかは一度見ておくと良いでしょう。
一般常識については忘れていたりするので、不安を感じる分野については軽く復習をしておくと安心です。
■専門知識対策
専門職での応募の際、筆記試験の中に専門知識の問題も含まれている企業もあります。
こちらも内容は様々です。
専門学校で日々勉強していれば、大方難しい内容ではない事の方が多いです。気負いせずに挑みましょう。
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◇◆【アパレル企業〜実技編〜 】 展開ブランドを事前リサーチ!
実技テストは、専門職の採用試験に含まれる内容です。
その内容は、時間内でデザイン画を描くテストやパターンを作成するテストが多いです。
事前に企業側から準備物の話と一緒に試験内容の発表もありますので、試験当日までの時間を利用して対策をしましょう。
■デザイン画試験
デザイン画の試験に向けての準備は、とにかく企業のブランドリサーチをする事です。
どのようなテイストなのかしっかり分析をしていきましょう。
そして、決められた時間内でデザイン画を描くのも練習しておく事が必要です。
デザイン考案から下書き、着色、そしてペン入れまで、時間配分を決めながら本番さながらの練習をしておきましょう。
■パターン試験
用意されたアイテムを時間内に引くという課題が多いです。
去数年間の課題内容のデータがあれば準備はしやすいのですが、もしデータが無い場合も、アイテムごとに一番基本的なパターンをスムーズに引けるようにしておけば安心です。
実際の試験でも、複雑なパターンになるような課題を用意されることは少ないです。
基本さえしっかり身につけておけば、応用デザインにもばっちり対応できます。
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◇◆【アパレル企業〜番外編〜 】 当日は自分らしい服装で!
アパレル企業での試験は、大半が私服でと記載されています。
普段リクルートスーツを着てアパレル業界以外でも就職活動をしていると、本当に私服で良いのかと戸惑うかもしれません。
しかし、私服の指示があるor服装の記載が無い場合は、私服で行かれることをオススメします。
なぜなら、多くの方が私服で来ている中でリクルートスーツで行ってしまうと、圧倒的に印象に残りづらくなるからです。
自分自身を伝える一つの武器として、是非とも私服で行くようにしましょう。
服を選ぶ際には決してその会社の商品を買わなければいけないということはありません。
そして、露出は控える、シワは伸ばす、などTPOをわきまえた着こなしにして、小物やヘアメイクまで気持ちを行き届かせれば完璧です。
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◇◆アパレル企業の採用試験対策【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
ここまで段階ごとにそれぞれのコツを述べてきましたが、何より大切なことはその企業一社一社に向けて自分の熱意を伝えるということです。
そしてそのためには、きちんと準備を整えて不安や緊張を和らげ、心の余裕をもって挑むことが重要です。
この記事を読んでいただいた方が、一人でも多く、伸び伸びと選考に挑めることを祈っています!
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