ファッションの都、イタリア。
ピッティ ウォモ、ミラノコレクション・・などなど、トレンドを発信し続けております。
ファッションを語る上で欠かせないのが、イタリアンスタイルというワケです。
雑誌やWEBなどで“ピッティのスナップ”を目にした事がある方も多いと思います。
あのスタイリッシュな着こなしは、どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、スーツをベースにしたイタリアンスタイルを解説していきたいと思います!
大人っぽいお洒落な私服って何だろう?そんな風に考えた事はありませんか。今回はそんな問題を、『クラシコイタリア』という大人のファッションジャンルから紐解いていきます。押さ[…]
\オーダースーツ・シャツをネットで注文|高品質・サイズ保証【Suit ya】/
◇◆イタリアン・クラシコの魅力
スーツに興味がある方は「イタリアン・クラシコ」の名を耳にしたことも多いのではないでしょうか。
イタリアのドレスファッションを指すことが多く、“イタリアンクラシコモデル”や、“イタリアクラシコ仕様”・・・。などなど様々な言い回しを目にします。
イタリア語の「クラシコ」を英語にすると「クラシック」、日本語でいう「伝統・格式」という意味です。
つまり、イタリアン・クラシコを直訳すると“伝統的なイタリアの”となります。
そして、その背景には「イタリアン・クラシコ協会」があります。
イタリアン・クラシコ協会は、イタリアの伝統的な服作りを守り世界に発展させるため、1986年フィレンツェにて設立。
ブリオーニ、イザイヤ、キートンなど、超有名ブランドが名を連ねております。
イタリアブランド、イタリアファションと聞いて皆さんはどんなイメージを浮かべますか?おしゃれ、派手、華やか、イタリアおやじ、リゾート、高い、など人それぞれにイメージがあると思います。[…]
◇◆イタリアンスーツスタイルのポイント
ウエストシェイプが高く、ソフトな仕立てが色気漂うエレガントなイタリアンスタイルの代表的なポイントをご紹介します。
■マニカカミーチャ
シャツの袖付けで使われる“いせ込み”と呼ばれる、立体感を出すための技法を駆使した仕立ては、イタリア・ナポリの代表的なディティールです。
袖山にたれ綿(袖山を形成する芯地)が無いので、硬すぎないソフトな印象に映るのもイタリアンらしいポイントではないでしょうか。
■バルカポケット
こちらもナポリ仕立ての代表的なディティールで、バストの立体感をより美しく見せてくれます。
■キッスボタン(キッシングボタン)
諸説ありますが、イタリアの仕立て職人が、その技術をアピールするために始まったとされています。
そんな遊び心溢れる、イタリアらしいディティールです。
■アズーロ・エ・マローネ
色の愛称が良く、スーツコーディネートのベーシックなスタイルとして定着しております。
もともと色には、紺は“都会的”であり、茶は“カントリー(田舎)”といった意味合いがあります。
都会×田舎の組み合わせも、遊び心あるイタリア的なコーディネートと言えるかもしれません。
スーツとは、「同じ生地で作成したそろいの上下」のことです。スーツスタイルは、ネクタイ・シャツで変化はあるものの、スタイリングのほとんどが同じ生地で構成されています。 […]
\日本のクラフトマンシップが培ってきた革製品ブランド キプリス/
◇◆イタリアを代表するスーツブランド3選!
ブランド①:【TAGLIATORE(タリアトーレ)】
1998年に立ち上がったイタリアンテーラーブランド。
立ち上げたのは、1960年代創業のレラリオ社の2代目であるピノ・レラリオ氏です。
南イタリアらしいソフトな風合いと、シャープなシルエットが特徴的です。
今やイタリアンファッションで欠かせない存在となっております。
ブランド②:【Lardini(ラルディーニ)】
1978年創業のラルディーニは、超一流ブランドの製造も請け負っていた世界屈指のファクトリーブランドです。
自社生産に拘った完全イタリア製という点も高く評価されております。
ブランドのアイコンでもある花形のブートニエールは、男性的な享楽主義とモダンなロマン主義を表現しており、ラルディーニの象徴として、ファッション好きの注目を集めております。
ブランド③:【Boglioli(ボリオリ)】
1890年代に立ち上がった、100年以上の歴史がある老舗ブランド。
アンコン(アンコンストラクテッドの略称)ジャケットと呼ばれる、芯地や裏地などを省いた軽くソフトな仕立てがブランドアイコンとなっております。
古くは、スーツやジャケットは親から子へと引き継いでいくものでした。
ボリオリのコンセプトが“お下がりのくたっとした風合い”であり、洗いのかかった生地を使用した雰囲気のあるアイテムもボリオリならではとなっております。
◇◆イタリアンスーツスタイル【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
スーツの歴史はイギリスから始まったと言われております。
そして、様々な国へスーツが派生していったワケですが、現代におけるスーツ基本的なスタイルは、イギリス・アメリカ・イタリアです。
この3つの中では、最も新しいスタイルがイタリアンスタイルで、色気漂うエレガントなスタイルはイタリアならではと言えます。
スーツほど“コーディネートが簡単であり難しい洋服”は無いのではないでしょうか。スーツのコーディネートを考えてみますと、「スーツの上下」「シャツ」「ネクタイ」「シューズ」を合わせるだけで[…]
たれ綿無しの袖付けをはじめ、ソフトな仕立てが着心地の良さと美しくシルエット。遊び心ある袖ボタン。
また、イギリスやアメリカに比べ、自由な着こなしもイタリアらしいポイントです。
スーツスタイルにカジュアルなシューズ、またローファーソックスなどの合わせなど、イタリアらしいコーディネートと言えるでしょう。
ルーツを知って頂き、モダンに軽やかに楽しんでイタリアンスタイルを着こなして頂ければ幸いです。
ビジネスシーンに欠かせないスーツ。何となくスーツを着ている男性も多いでしょうが、男性のスーツ姿にときめく女性は実はとっても多いです! あなたのスーツ姿も知らな[…]