突然ですが、皆さんは普段のコーディネートでどのくらいカラーを重視していますか?
コーディネートにおいてアイテム選択の重要性はさることながら、カラーの組み合わせもおしゃれ度をアップさせるポイントになります。
特に色味を持つ有彩色はコーディネート全体の印象を左右する重要なファクターです。
今回はカラーの組み合わせを理解して、普段のコーディネート作りに役立ててみましょう!
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◇◆色相ってなに?
色相とは英語でhueと言い、色を特徴付ける色味のことを指します。
具体的には赤や青、緑のような色のことですね。
色相は明度、彩度とともに色の三属性の1つでもあります。
また、人間は光の波長によって色を識別しています。
人が感知できる範囲の波長の光を可視光といい、可視光に含まれる波長の長さの違いによって赤や緑など色を特徴づける色味を感知することができるのです。
波長が長い色から赤、黄、緑、青…と連続的な変化として知覚され、これにより以下のような色相環が構成されています。
出典:(造形ファイル https://tinyurl.com/yd563v5l)
上の図は多くの方がどこかで見たことのあるものだと思います。
これは色相を考える際の基準となる「マンセル20色相環」です。
カラーデザイン検定などで使用されていて、色合いが円形になったものです。
円形で見ると、どの色が近く、どの色が遠いのかが明確になりますね。
この後は「マンセル20色相環」を使って説明していきます。
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◇◆色相を基準にした色の組み合わせって?
色相を基準にした色の組み合わせは、①色相差と②角度の2点から配色に使用する色を判断することができます。
まず①色相差から考える場合は、時計回り方向と反対時計回り方向からどのくらい離れているのかで考えます。
色相差の大小によって同系色、類似色、反対色、補色の組み合わせができます。
「マンセル20色相環」では20で一周するので、10だと反対の色を指すことになります。
逆に1と19は基準色に最も近い色を指します。
出典:(造形ファイル https://tinyurl.com/yd563v5l)
次に②角度では「マンセル20色相環」を360度の円と捉え、1色相差を18度とします。
例えば、色相差10の場合では角度180度とあらわすことができます。
色相の組み合わせはこのような色相差と角度から判別していきます。
それでは以下で一つずつ見ていきましょう!
■同系色とは?
簡単に表現すると、同じ色のトーン違いということになります。
トーンは純色という何も混ざっていない色に、白、灰色、黒を合わせることで色味の変化を表現します。
例えば以下の図のようにビビットの黄色の同系色は、異なるトーンの黄色ということになります。
出典:(ICT 「カラーデザイン公式ガイド[基礎編PDF版]」、p.5より)
■類似色とは?
下の図で見ると、黄色を基準としたときに前後の隣とさらにもう一つ隣までの色を類似色として定義しています。
目で見た時に黄色ではないけれども、似たような色味を持っている色たちですね。
出典:(ICT 「カラーデザイン公式ガイド[基礎編PDF版]」、p.5より)
■反対色とは?
しかし、反対色は完全に対になる色ではありません。
以下のように黄色を基準としたときの青緑や紫に該当する色を指しています。
出典:(ICT 「カラーデザイン公式ガイド[基礎編PDF版]」、p.5より)
■補色とは?
補色という言葉はこれまでにも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
同系色の反対になるのですが、注意したいのは補色の範囲が少し広めにとられている点ですね。
以下の図を見ると、黄色の補色は青と少し紫っぽい青、緑が含まれた青までの範囲になっています。
出典:(ICT 「カラーデザイン公式ガイド[基礎編PDF版]」、p.5より)
以上が色相の基礎概念でした。
いかがでしたか?
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◇◆色相を活用したおすすめアイテム集
ここからは色相を活かしたアイテム選択を見ていきましょう!
★同系色のアイテムで一色コーディネートネートにもメリハリを!
ここでは例として青の同系色アイテムを集めてみます。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはROPE PICNICのパールチェーン使いニットドルマンプルオーバーです。
ビビットな青に白が含まれた、若干パステルなカラーで春先などに大活躍しそうな一枚です。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはUrban Researchのウエストドロストトレンチコートです。
カラーはブルーグレイなので、青に灰色を配合した落ち着きのあるトーンになっています。

出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはSonny Labelのロングタイトデニムスカートです。
このカラーも青に白を配合したトーンで青の同系色として活用することができます。
特に淡いカラーはこれからの温かくなる時期にピッタリですね。
★類似色を生かしたアイテム選び
ここでは黄色を例としてアイテムを見ていきましょう。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはGreen Parks chocol raffine robeのフーデットステンカラーコートです。
マスタードっぽい黄色が春の気候にも秋の気候にもマッチしそうです。
黄色でも少し白が配合されたライトトーンなのでナチュラルな印象が演出できます。
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出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはANAYIのパネルレースワイドスカートです。
色はオレンジですがトーンはペールくらいの白に近いものになるので、威圧的な印象は与えません。
肌なじみの良いカラーで上品に演出できます。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはROPE PICNICのプチスクエアメタルフラップミニショルダーバッグです。
色はライトグリーンで黄色の類似色としても使えます!
緑でも落ち着いたトーンなのでどんなアイテムとも相性が良いでしょう。
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★反対色を活用した色を楽しむアイテム選び
ここでは緑を基準に反対色のアイテムを見ていきましょう。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはUnited Arrows Green Label Relaxingのコットンショルダーマーブルボタンプルオーバーニットです。
鮮やかなライムグリーンがさわやかな印象を与えますね。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらは緑の反対色になる紫から、Visのフレアシャイニースカートです。
トーンがペールで柔らかい紫なので、春先などにも活躍する色ですね。
★補色でメリハリのあるアイテム選び
ここではピンクを例として見ていきましょう。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはcoenのカラーワイドパンツです。春らしいピンクがかわいいですね。
ペールトーンなのでパステルカラーのアイテムとの相性も抜群です。
出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはINDIVIのポインテッドトゥパンプスです。ライトグリーンでピンクの補色になっています。
パステルな配色なので、どんなアイテムとも合わせることができます。
足元に明るい色を入れると抜け感が出ますね。

出典:https://rakuten.co.jp
アイテムポイント
こちらはcocaのVネックブラウジングとろみブラウスです。
リラックス感のあるペールトーンのグリーンがピンクなどの補色とマッチします。
だんだん暖かくなっていく季節にピッタリのアイテムです。
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◇◆色相を活かしたコーディネート10選!
ここからは色相を活用した実際のコーディネートを紹介します!
①イエロー×パープルの反対色コーディネート
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コーデポイント
こちらはイエロー×パープルの反対色コーディネートです。
一見主張の激しいように思われる反対色でも、このコーディネートのようにペールトーンならポップな印象になりますね。
反対色は色だけで十分にメリハリが出るので、トーンをそろえてあげると統一感のあるコーディネートに仕上げることができます。
オシャレなコーディネートを作るときに大切な要素のひとつが『統一感』。雑誌などでもよく目にする言葉です。 しかし、統一感のあるファッションといっても具体的にどこ[…]
②イエロー×ブルーの補色コーディネート
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コーデポイント
こちらはイエロー×ブルーの補色を活用しています。
補色を使ったコーディネートはトーンをそろえることでより統一感が生まれ、メリハリのあるコーディネートに仕上がります。
またトップスに暗色を配置すれば、全体を落ち着いた印象にまとめることができます。
このコーディネートではトップスにイエローのレタリングが入っていて、こちらも上下のバランスを良くしていますね。
ファッションコーディネートでは近年“TPO”という言葉が使われるようになりました。 洋服選ぶ時にいつ・どこで・誰となどシチュエーションを意識しコーディネートすることは[…]
③ピンク×ライトブルーの反対色コーディネート
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コーデポイント
こちらはピンク×ライトブルーの反対色コーディネートです。
ピンクとライトブルーは理論上は反対色ではありませんが、互いに対比する色合いです。
トップスにポイントがあるので、ボトムスのデニムはブルーの同系色になっていて統一感が出ていますね。
シューズにもピンクを取り入れていてバランスの取れたコーディネートです。
④レッドの類似色コーディネート
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コーデポイント
こちらはレッドとベージュを使った類似色コーディネートです。
レッドのコートとトップスは少しニュアンスの異なるカラーですが、レッドの系統です。
内側に見えるジャケットとボトムスはベージュやピンクなどレッドの類似色を使っています。
類似色コーディネートは全体のバランスが良く、ちょっとした色の変化を楽しめるのでお気に入りの色で挑戦したいですね。
この投稿をInstagramで見る˗ˏˋ ˎˊ˗(@mako_530)がシェアした投稿 - 2020年11月月1[…]
⑤カーキ×ブルーの類似色コーディネート
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コーデポイント
こちらはカーキのコートとブルーデニムのコーディネートです。
カーキは緑に灰色や黒を配合した色で、落ち着きがあり重厚なイメージを持っています。
そこに、ブルーの明るいデニムを合わせると全体的には明暗のあるコーディネートが完成します。
色合いとしては緑と青の類似色を組み合わせていて、センスのある配色に仕上がっていますね。
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⑥オレンジ柄シャツ×ブラウンパンツの類似色コーディネート
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コーデポイント
こちらはオレンジやブラウンを基調とした類似色コーディネートです。
トップスのシャツはフラワープリントで、オレンジ、黄色、青など複数の色が混在しています。
しかし、ボトムスはオレンジに近いブラウンで合わせているので、全体的なまとまりが見られます。
オレンジは肌の色にも近く、トーンが明るくても浮いてしまうことがないので意外と活用できる色です。
柄シャツを取り入れるときはその中に混在している色や全体のトーンを見て、他のアイテムと合わせれば統一感を持って取り入れることが可能です。
⑦オレンジ×ピンク×緑の類似色コーディネート
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こちらはポップな雰囲気満載のカラーコーディネートです。
基本的に使われている色はオレンジ、ピンク、グリーンの3色です。
どれも差し色になりそうな明るめの色かつライトトーンです。
でもオレンジを中心に類似色が選択されていることや、ライトトーンがそろっていることなどでまとまりのある仕上がりになってます。
差し色が目立ってしまう場合は、他の部分にも類似色を入れることで色味を調整することができるでしょう。
素敵なファッションコーディネートに仕上げるためには、いくつか押さえておくポイントがあります。 トータルバランス、色の組み合わせやトレンドをおさえるのはもちろんですが、[…]
⑧ベージュの同系色コーディネート
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コーデポイント
こちらはベージュの同系色コーディネートです。
同系色は同じ色のトーン違いになるので、ここではインナーのベージュとアウターのベージュが同系色になります。
中が濃く、外が薄いトーンになっているので、全体のバランスでは軽く柔らかい印象が強く反映されていますね。
ボトムスも含めて全体の印象はふんわりしていますが、ブラウンのバックがダークトーンで引き締めの効果を発揮しています。
⑨ライトイエロー×ライトグリーンの類似色コーディネート
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コーデポイント
こちらはベビーイエロー×ライトグリーンの2色コーディネートです。
どちらもライトペールトーンの色なので全体的に優しく穏やかな印象がありますね。
黄色と緑は類似色なので、互いに補完しあう配色です。
近い色相でもイエローに含まれる白と緑に含まれる灰色、黒が対比しているので程よいコントラストを作り出しています。
⑩ライトグリーン×ブルーデニムの反対色コーディネート
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コーデポイント
こちらはシンプルなデニムワンピースにライトグリーンを配置したコーディネートです。
デニムのブルーがライトトーンで、インナーはビビットトーンなので、ポイントとして見せると対比がきれいに見えます。
緑と青は類似色で色は似ているものの、トーンや純度で印象が変わって見えますね。
デニムアイテムは豊富な青がそろっているので、自分が使いやすい色を抑えておくといつものコーディネートで重宝しそうです。
◇◆カラーごとの上手な組み合わせコーデパターン【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は色相環をもとに、実際のコーディネートで活用できる組み合わせをみてきました。
カラーアイテムはベーシックカラーの差し色になるのはもちろんのこと、色同士でも色の関係性を押さえれば上手に組み合わせることができます!
またトーンの概念と組み合わせることで、さらにコーディネートにおける配色の幅を広げていくことができます。
普段ベーシックカラーでコーディネートしがちという方にも、好きな色から同系色、類似色、反対色、補色の概念を活用して、色のあるコーディネートを完成させていきましょう!
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