スーツにおすすめな革靴のデザインとは?合わせる革靴のルールを解説!

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「お洒落は足元から」と言います。

靴よりも面積の大多数を占める衣服の方が重要だろう!、と思う方も少なくないかもしれません。

しかし、これには理由があるようです。

 

人間の視線は先端に手中するという習性があります。

他人の頭の先端の寝ぐせ、シャツの袖先のほつれ、ジャケットの裾に入ったシワなど無意識に目が行ってしまう・・・。という経験をされた方も多いはずです。

体の先端である足先を見てしまうのは、当然の事と言っていいでしょう。

 

 

上記からも分かるように、靴はファッションにおいて絶大なポジションを担っております。

どれだけ素敵なコーディネートであったとしても、合わせる靴で台無しになってしまうことだってあるのです。

 

特にスーツでは、靴のルールが明確化しています。

フォーマルやビジネスシーンにおいては、選ぶシューズによってはTPOから大きく外れてしまい、相手側に対して失礼に値する・・。といったことにもなりかねません。

 

靴の合わせ方の基本を知る事で、一つ上のスーツスタイルを手に入れましょう!

 

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◇◆革靴デザインの種類

 

スーツに合わせる靴は、基本的に革靴となります。

革靴はデザインによって、そのフォーマル度が異なります。

 

フォーマルな場に着用するスーツスタイルに合わせる革靴。

ビジネススーツに合わせる革靴。

少し気崩したスーツスタイル、またはジャケットスタイルに合わせる革靴・・・。

などなど、合わせるスーツによって選択肢は様々です。

 

中でもポイントとなるディティールが「内羽根」「外羽根」と呼ばれる箇所です。

 

ハトメ(靴紐を通す穴の部分)、いわゆる甲の部分がアッパー部分と一体化しているのが内羽根式。

ハトメが付いた革が、アッパーより上に出たデザインを外羽根式となります。

 

 

内羽根式がフォーマル外羽根式がカジュアルという認識です。

また、トゥー(つま先)などにメダリオン(穴飾り)が多いほど、カジュアルなテイストになります。

デザイン以外でも、色でフォーマル度が変化します。

黒が最もフォーマル、茶やそれ以外の色は、明るければ明るいほどカジュアルに映りますので注意しましょう。

 

革靴のデザインの性質は様々です。

TPO、ご自身のスーツスタイルに合わせてコーディネートをするようにしましょう。

 

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★ストレートチップ

 

横一文字にラインの入ったものが“ストレートチップ”です。
つま先を覆っているデザインから別名キャップトゥーとも呼ばれます。

 

内羽根式と外羽根式がありますが一般的に内羽根の方が多いでしょう。

特に、内羽根式のストレートチップは、冠婚葬祭からビジネスシーンまで活用できる、革靴の中で最も守備範囲の広いデザインです。

スーツを着用する方は、必ず持っておきたい一足ですね。

 

 

ストレートチップにメダリオンが入ると、パンチトキャップトゥー、クオーターブローグ、セミブローグと呼ばれるデザインになります。

飾り付けがある華やかなデザインで、前述の通りストレートチップよりもカジュアルなものとなりますので、ビジネスシーンにオススメです。

 

 

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★ウィングチップ

 

その名前の通り、つま先に翼のようなWの形の切り替えしが特徴です。
メダリオンが全面的にデザインされており、別名フルブローグとも呼ばれます。

 

象徴的な穴飾りは、元々は水はけの為にデザインされたものです。

というのも、ウィングチップはもともとアイルランドの高地民族であるゲール人の労働のための靴でした。

それがイギリスに渡り、英国貴族のアウトドア用のシューズとして定着します。

 

更にアメリカへと渡り、絶大な人気アイテムとなりました。

ウィングチップから派生した“アメリカンブローグ”は、アメリカントラッドの象徴的アイテムとなっております。

 

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ちなみにフルブローグは英国での呼び名、ウィングチップは米国での呼び名です。

上記を踏まえるとウィングチップのコーディネートは、冠婚葬祭などのフォーマルなシーンではなく、ビジネスやカジュアルなコーディネートに向いているということになります。

 

一見重厚感のあるウィングチップも、歴史を紐解くと印象が変わったのではないでしょうか。

イギリススタイル・アメリカンスタイルを意識しながら、コーディネートの味付けにオススメなアイテムです。

 

 

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★モンクストラップ

 

モンクストラップは、紐の替わりにバックルとストラップで固定するタイプとなります。

 

デザインは大きく2通りで、バックルが一つの“シングルモンクストラップ”と、バックルが2つの“ダブルモンクストラップ”があります。

 

モンクストラップの起源は、15世紀のアルプス地方の修道士(モンク)が履いていたサンダルと言われております。

そして、英国ウィンザー公が、革靴の最高峰であるジョンロブに特注したのがダブルモンクストラップの発祥とされます。

 

 

トゥのデザインは、シングルモンクがプレーントゥ、ダブルモンクはストレートチップが基本です。

またモンクストラップは、コーディネートの汎用性が高く、様々なシーンで活用が出来る万能選手です。

 

ビジネスシーンでは、タイドアップしたスーツスタイルに。カジュアルなシーンでは、ジャケットスタイルに合わせるのも良いです。

ダブルモンクタイプの場合、上のストラップを外すことで、こなれた印象に気崩すものテクニックの一つです。

 

 

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★タッセルローファー

 

ローファーと聞くと、まず頭に浮かぶのが“コインローファー”ではないでしょうか。

アメリカ東部に集まる、名門大学生から生まれた“アイビールック”の象徴でもある、紺ブレにチノパンといったスタイルにも欠かせないアイテムです。

 

 

ローファーとは「怠け者」という意味で、その名前からも分かるように、ビジネスシーンでのスーツスタイルには向きません。

そのため、ジャケットスタイルやカジュアルスタイルなどとのコーディネートとは好相性です。

しかし、ローファーでもビジネスシーンなどで活用できるデザインがあります。

甲の部分に房飾りが付いたデザインが特徴的な「タッセルローファー」です。

 

タッセルローファーの起源は、アメリカのハリウッド俳優が英国王のタッセル靴に感化され、アメリカの象徴とも言えるオールデンに特注した事が始まりです。

アメリカでは弁護士が好んで履いていたことから、「弁護士の靴」とも言われております。

 

キッチリとビジネスライクなコーディネートにも合いますし、ジャケットスタイルなどの少しカジュアルなビジネススタイルにもハマります。

 

 

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◇◆スーツと革靴のルール【まとめ】

 

いかがでしたでしょうか。

今回は、スーツにオススメな革靴のデザインをご紹介しました。

 

ファッションは自由です。しかし、着用していくシーンに合わせて、ファッションで敬意や想いを表示するものでもあるのです。

その為の一つの手段として、アイテムのルーツを知ることが挙げられます。

どんな流れで現在の形で生まれたてきたのか・・を知ることは、ご自身のファッションを洗練させていくはずです。

 

 

★スーツの革靴は、フォーマルな場ではストレートチップを基準に考えましょう。
★スーツスタイルに少し味付けをしたい時はメダリオンが入ったモノや、モンクストラップも良いでしょう。


★ドレスダウンしたスタイルを楽しむ時はタッセルローファーもオススメです。

 

お洒落は足元から!

ぜひお気に入りの一足を探してみてください!

 

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みーや
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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