ワイシャツの襟ってどういう種類があるの?ビジネスシャツの正しい選び方!

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スーツを着用する時、ほとんどの場合にシャツを着るはずです。

シャツを選ぶときの、最優先すべきポイントはどこでしょうか。

首回りや裄丈といったサイズはもちろんですが、デザインで大切なのは“襟の形”です。

 

 

男性のスーツスタイルの肝と言えば、Vゾーンと呼ばれるジャケットの間から見える、シャツとネクタイの組み合わせです。

Vゾーンでコーディネートの印象が左右されるワケですから、シャツの襟型はとても重要な役割を持っているというワケです。

 

今回は、「シャツの襟型ってどういうのがあるの?」と疑問に思った方へ、襟型の種類や特性をご紹介していきますので、ご参考にして頂きいつものスーツスタイルのバージョンアップをしましょう!

 

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◇◆シャツ襟の歴史

 

シャツの歴史は、古代ローマから始まります。

スリットが入った布を頭から被る、“チュニック”と呼ばれる衣服が起源とされております。

チュニックの着丈は、貴族が長く、一般的な丈は膝丈であったようです。

 

 

中世に入ると、衣服が上下に分かれるようになり、インナーであるシャツを首元や袖口からあえて見せるスタイルへと変化していきます。

15~16世紀には、“ラバ”と呼ばれる大きく折り返された襟が流行。

17世紀に入ると、“ラフ”と呼ばれる、ヒダが特徴的な装飾性の高い襟が登場します。

しかし、これは食事などの利便性の悪さから、あごの下が開いた形状へと変化していきます。

 

 

19世紀に入ると、大げさな装飾の襟は姿を潜め、シンプルなデザインが主流となっていきます。

1850年頃に“グラッドストンカラー”と言われる、現在のスタンドカラーと似た形状のデザインが流行し、1854年にはその派生から“オールラウンドカラー”と呼ばれる、顔が半分ほども隠れる高い立ち襟が流行します。

そして、オールラウンドカラーの襟の高さが低くなるなど、様々なトレンドが行き来します。

 

 

この時代のデザインは、後の私たちの時代のシャツデザインに大きく影響を与えております。

タキシードなどで着用する、襟の先が折り返され鳥の羽のようにみえる“ウィングカラー”は、19世紀に誕生した“ダックスカラー”が原型と言われております。

そして20世紀に入り、現在使われているデザインが次々と登場していきます。

 

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◇◆襟型のデザイン種類と選び方

 

歴史を紐解いてみますと、様々な襟型が出てまいりましたが、現代ではデザイン性の強弱も落ち着き、シャツのスタイルは定番化していると思います。

「どんなデザインがご自身のスタイルに合っているのか?」、それを知るためには、デザインを知る事が重要です。

襟型の種類も多く存在しますが、人気のあるメジャーなもの中心に見ていきたいと思います!

 

 

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■レギュラーカラーシャツ

 

名前の通り、最もスタンダードなデザインと言えます。

 

第一次世界大戦以降、軍隊で採用される事が多くなり、レギュラーの名前になったと言われております。

襟の開きが75~90度で、様々な場面で活用しやすい襟型で、いわゆる正統派スタイルにはレギュラーカラーがオススメです。

 

襟の開きが狭めである事から、ネクタイのノットは小さいプレーンノットがマッチします。

ベーシックであるがゆえ、クラシックな装いに見えやすいデザインでもあります。

一度は袖を通して頂きたい定番中の定番スタイルです。

 

 

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■セミワイドスプレッドカラーシャツ

 

別名「イングリッシュスプレッド」とも言われる襟型。

 

襟の開きは90~100度、その名の通り古くからイギリス紳士に好まれたデザインです。

現代のスーツスタイルでも、その人気は高く、最も一般的な襟型と言っても過言ではありません。

ネクタイはシンプルなプレーンノットで合わせましょう。

 

スッキリとした首回りの印象で、ドレスシャツの入門としてもオススメです。

着こなしの幅も広く、フォーマルからカジュアルなテイストまで合わせやすい襟型でもあります。

迷った時は、セミワイドを選べば間違いないでしょう。

 

 

 

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■ワイドカラースプレットシャツ

 

20世紀最大のファッションリーダーと言われる、英国ウィンザー公が愛用した事から別名ウィンザーカラーとも言われます。

 

襟の開きは、100~120度で、レギュラーやセミワイドと比べると、より軽快な印象もあります。

セミワイドに引き続き、こちらも英国テイストに合わせるのがオススメです。

 

ネクタタイは、その名の通りウィンザーノット・セミウィンザーノットといった少し太目な結び目が合うとされていますが、最近のスーツスタイルではプレーンノットでシンプルなスタイルにするのもオススメです。

ちなみに、ウィンザーノットとは、ウィンザー公との関連は無いそうで、名前の由来は不明です・・。

 

 

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■ボタンダウンカラーシャツ

 

アメリカで最も歴史あるブランド「ブルックスブラザーズ」が考案したボタンダウンシャツ。

 

英国のポロ競技用のシャツから着想を得て作られたとされております。

このことからも分かる通り、カジュアルなテイストのシャツです。

 

スポーティーなボタンダウンは、アメリカンテイストなスーツスタイルやジャケットスタイルにオススメです。

日本ではかなりメジャーな襟型ですが、スーツスタイルとして着こなすのは以外と難しいアイテムでもあります。

 

 

 

■ラウンドカラーシャツ

 

襟型がウサギや犬の耳に似ているということから、別名ラビットカラーやドッグイヤーズカラーとも言われております。

 

ボタンダウンに引き続き、ラウンドカラーもスポーティーなデザインの一つです。

もともとはゴルフのインナーとして活用をしていたもので、そのスポーティーさからアメリカ、アイビーリーガーに好まれたスタイル。

 

また、1920年頃のイギリスでは、ラウンドカラーのクレリックシャツが大流行しました。

テイストとしては“アメリカンブリティッシュ”のスタイルに合わせたい襟型です。

一見難しそうに見える襟型でもありますが意外と馴染みやすく、いつものスーツスタイルを新鮮にしてくれるはずです。

 

 

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◇◆シャツの襟型種類とスタイル【まとめ】

 

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介させて頂いたものは、数あるシャツ襟のごく一部ですが、襟型一つで印象が変化するということがお分かり頂けたと思います。

 

デザインが好きという理由でお選び頂くのは当然です。

しかし、またその襟型の歴史やテイストを理解しながら、ご自身のスタイルに取り入れてみるのも、面白いのではないかと思います。

 

 

ブリティッシュスタイルでいこうかな・・という日は、ワイドスプレッドカラー。

スポーティーなアメリカンテイストでいく日は、ラウンドカラー。

アメトラ定番のブレザースタイルには、ボタンダウン・・・などなど。

シャツとスーツスタイルで様々な着こなしを楽しんで頂けたら嬉しいです。

 

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みーや
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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