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ジャケットの袖口やパンツの裾をまくり上げた状態を見たことがあるでしょうか。
ファッションにおいて、袖口や裾を捲り上げることを「ロールアップ」と呼びます。
ロールアップをするのにはいくつか目的がありますが、一番の効能はスッキリ見えるということです。
特にパンツは裾が長すぎると野暮ったい印象になり、コーディネートがまとまらないことがあります。
その時にロールアップを施すと、足元が軽く見えるのでスッキリとした綺麗なコーディネートを作れます。
またカチッとしすぎるコーデに抜け感やこなれ感を出すことも可能です。
よく見かけるロールアップですが、利点やどのアイテムが適しているか把握している人は多くないはずです。
そこで、今回はロールアップについて細かく紐解いていこうと思いますので、ぜひ着こなしの参考にしてみてください!
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◇◆ロールアップは主に二種類
ロールアップについて大々的取り上げてご説明する雰囲気にしましたが、実はそこまで難しいことではないです。
ロールアップを施すアイテムは限られていて、主にジャケットやコート、シャツといったトップスとパンツのみです。
奇抜なファッションでは、一般的には見られないところに工夫を加えることもありますが、今回はマスファッション(大衆ファッション)にフォーカスしていきます。
では、トップスとパンツに分けてロールアップの例を見ていきましょう。
①トップスの袖をロールアップする場合
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ポイント
こちらはアウターをロールアップした場合のコーディネートです。
アウター類にロールアップを施すと、シャツとのレイヤードを楽しめたり、手首周りがスッキリと見えたりします。
また、ライニング(洋服の裏地)があるとコーディネートに色を加えてくれることもあります。
個人的にはライニングがあるアイテムを選択すると、ロールアップが活きてくるのでお勧めです。
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②パンツの裾をロールアップする場合
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ポイント
パンツをロールアップしたコーディネートはよく見かけますね。
デニムでロールアップしているスタイルは想像しやすいのではないでしょうか。
ローカットの革靴やスニーカーを履いているときは、ロールアップをすることで足元をシャープな印象にしてくれます。アンクレットソックスと合わせて足首を見せるのもいいですね。
ロールアップはこなれ感を作ることに向いているテクニックです。
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◇◆ロールアップの役割
ロールアップを施したコーディネートをご紹介しましたが、どのような印象を受けましたか?
ロールアップが上手くできている人は、ファッションに長けているように見えます。
なんとなくこなれている感じがしますよね。
さりげなくコーディネートに取り入れることで、お洒落上級者に見えるロールアップですが、主な利点を解説していきます。
①すっきりとした印象に
袖丈や裾が長いと「サイズが合っていない」「サイズ感がわからないのかな?」と思われる危険性もあります。
そこで、便利なのがロールアップです。
ロールアップを施すだけで手元や足元はスッキリ見えます。
せっかく好きな服を着ているのに野暮ったく見られるのは勿体ないことです。
スマートなお洒落に見られるようにロールアップを使いこなしていきましょう。
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②こなれ感を演出できる
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肌が全く見えないとコーディネートが重く見えてしまうことがあります。
ですので、少し肌を見せてあげると軽さがプラスされる上にこなれ感を演出することができます。
こなれ感を作れるとお洒落に見られる確率が上がります。
しかし、ロールアップはほどほどにすることが重要です。
後ほど、ロールアップの種類やポイントを詳しく解説していきます。
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③トップスでロールアップ
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トップスのロールアップは最も注意が必要です。
やり過ぎてしまうと、お洒落のつもりでしていても野暮ったく見られてしまう場合もあります。それは絶対に避けたいところですよね。
ここでは、トップスで上手くロールアップする方法を説明していきます。
■あくまでも控えめに
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ポイント
この”控えめ”という点が大切なトップスのロールアップですが、目安としては2回以上袖を捲るのは避けた方がいいです。
手関節より、少し上に袖がある程度が理想と言えます。
出典:https://rakuten.co.jp
それ以上まくってしまうと暑くてロールアップをしているのか、袖が邪魔でしているのかと思われる可能性があります。
そう思われてしまうとお洒落に見られることはないので注意してください。
この投稿をInstagramで見るSAINT LAURENT(@ysl)がシェアした投稿 テーラードジャケットは、メンズファッションにおいて重要なアイテム[…]
■裏地ありを選ぶ
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ポイント
ライニング(洋服の裏地)があるアイテムはロールアップすることを考慮している場合が多いです。
定番なのはストライプの生地が裏地に使われているパターンです。
出典:https://rakuten.co.jp
このアイテムはワントーンのコーディネートで活きてきます。
ロールアップを施すと裏地のストライプが見えるので、単調なコーディネートにアクセントを加えてくれます。
個性的に着こなすこともできるアイテムなので、お洒落に慣れてきたら挑戦してみることをお勧めします。
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◇◆パンツでロールアップ
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パンツはロールアップに向いているアイテムです。
裾幅を調整したり、足元をスッキリ見せたりする理由だけではなく、コーディネートのテクニックの一つとして覚えておきたいところです。
実は種類も豊富なロールアップですが、中々名前まで知っている人はいないと思います。
ここでは4種類のロールアップを紹介していきたいと思います。
①レギュラーロール
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ポイント
レギュラーロールは、よく見かけるベーシックなロールアップと思ってもらえれば大丈夫です。
裾の太さを楽に調整することができるので、初心者の方が取り入れやすい手法になります。
簡単にできて、見ていてもロールアップをしていることが分かるのでお勧めです。
②ワンロール
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ポイント
その名の通り、一回だけ裾を折り曲げるロールアップのことを指します。
単純なロールアップに思えますが、裾幅の調整次第でガラッと印象が変わるのでコツのいる手法です。
このパターンのロールアップは、極端に細いか太いように調整することをお勧めします。
前衛的なロールアップをしたい人は試してみてください。
③ピンロール
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ポイント
ピンロールは、ロールアップする時に裾端を折り曲げながら巻き込んでいくようにロールアップをしていきます。
裾端を折り曲げることで裾幅が狭くなっていくことが特徴です。
足元がシャープに見える効果があるので、ローカットの革靴やスニーカーと相性抜群です。
パンツのシルエットが変化するのでコーディネートの幅が広がります。
④ダブルターンアップ
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ポイント
ダブルターンアップは、一度大きくロールアップした生地にもう一度ロールアップする手法です。
この時にチェーンステッチをちょい見せするとお洒落に見えます。
もともと、カウボーイがタバコを入れる灰皿代わりとして使用していたロールアップですので、厚い生地のデニムと相性が良いですね。
◇◆ロールアップデニム【おすすめブランド集】
ブランド①:桃太郎ジーンズ
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ブランドポイント
国産デニムを誇る岡山で有名なデニムブランドといえば桃太郎ジーンズです。
そして、岡山の中でも倉敷市の児島で作られるデニムは一味違います。繊維産業で有名な岡山県はデニムを作るには最適な環境です。
縫製や染色、フォルムにこだわったアイテムが多いです。
出典:https://rakuten.co.jp
その中でも、桃太郎ジーンズはトップクラスでデニムに力を注いでいるといっても過言ではありません。
世界で一番濃いインディゴの染色を施したり、いくら履いても破けない耐久性を誇ったりと他にはないデニム作りをしています。
出典:https://rakuten.co.jp
知名度も高いブランドで持っておけば間違いないデニムです。
ブランド②:JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)
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ブランドポイント
ジャパンブルージーンズは、桃太郎ジーンズと兄弟的な位置関係にあります。
立ち上げたのはどちらも有限会社藍布屋(らんぷや)で、ジャパンブルージーンズはバラエティ豊かなアイテム展開が特徴です。
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素材や織り方の種類が多く自分が気に入ったアイテムをみつけることができます。
もちろん、セルビッチデニムもあるのでデニム好きには堪らないブランドです。
ブランド③:COTTLE(コトル)
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ブランドポイント
さて、【COTTLE(コトル)】をご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
コトルは2015年からスタートした若手のブランドです。
そして、言うまでもなく岡山県の児島でデニム作りを行なっています。
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コトルのデニムは日常使いに優れたアイテムが多く、「暮らしのユニフォーム」を意識したもの作りをしています。
実際に触れると分かりますが、柔らかいコットンとストレッチ性に富んだデニムは生活に馴染んでくれるようなアイテムに仕上がっています。
ラフにデニムを履きたい方にはお勧めのブランドです。
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◇◆ロールアップ【おすすめアイテム集】
①リネンシャツ
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アイテムポイント
リネンは素材感も相まってシワに味がある素材です。
適度な厚みの素材は、生地が厚くなりすぎないのでさりげなくロールアップを施すことができます。
夏の熱い時期にはもってこいのアイテムなので、ぜひ検討してみてください。
誰もが一度は袖を通した経験があるはずのポピュラーなファッションアイテム、「シャツ」。ですが、ひと口にシャツと言ってもその形や生地は様々で季節によっても変わってきます。 […]
②クロップドパンツ
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アイテムポイント
クロップドパンツは元々丈が短く設定されているので、ロールアップをするイメージがないかもしれません。
しかし、軽くロールアップを施すことで躍動感のあるスタイリッシュな印象のコーディネートを作ることができます。
ぜひ、スニーカーやブーツとあわせたスタイルを作ってみてください。
③カーゴパンツ
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アイテムポイント
ミリタリーアイテムのカーゴパンツに、ロールアップを施すと男らしさを感じるコーディネートに仕上げることができます。
カーゴパンツは、カジュアルなファッションに最適なアイテムで一着は持っておきたいところです。
最近はミリタリー調のアイテムが流行しているので、トレンドも押さえたコーディネートに挑戦してみましょう。
一言でカジュアルファッションと言ってもきれいな雰囲気から古着を取り入れたコーディネート、スポーティーな格好まで様々です。ただTシャツを着ているだけなのに、なんだか格好良く見える人街で見[…]
④チノパン
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アイテムポイント
ミリタリーといえばチノパンも王道のアイテムです。
無駄のない洗練されたパンツは機動性抜群です。また、ミニマムなデザインなのでどのコーディネートにも合わせることができます。
ファッション性と機動性を兼ね備えたアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。
ここ数年ヴィンテージ市場を中心にミリタリーアイテムの熱が高まってきています。ミリタリーの実物は今では考えられない贅沢な生地使いをしていたり、凝ったつくりをしていたり、また古いものが放つ[…]
◇◆ロールアップ【まとめ】
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いかがでしたでしょうか。
今回はコーディネートのテクニックとしてロールアップをご紹介させていただきました。
ファッションでは初歩のテクニックですが、基本だからこそロジックを知っておきたいところです。
ぜひ今回解説したことを参考にしていただき、今後のコーディネートに活かしてみてくださいね。
みなさんは量産型ファッションをご存知でしょうか?量産型ファッションとは、大量生産されたように見えるほど同じ型にはまった服装をしている人たちのファッションのことを表す言葉です。&[…]