ワークスタイルといえば、デニムにカバーオールなどのアメリカンワークスタイルを思い浮べる人が多いと思います。
しかし、ワークスタイルはアメリカだけではありません。
フランスやヨーロッパのワークスタイルには、アメリカにはない魅力があります。
様々な国のワークスタイルを知ることで、単調になりがちなワークスタイルが劇的に変化するでしょう。
どうしても男臭いイメージが強くあるワークスタイル。
しかし、ヨーロッパのワークスタイルには比較的きれいめなアイテムが多くあります。
ヨーロッパの洗練されたデザインのワークアイテムを組み合わせることにより、キレイ目なワークスタイルもコーディネートできるのです。
もともと作業服ということもあり、身長が低い人や太めの体型の人など、どんな体型の人でも様になるのがワークスタイルの特徴。
あなたに合うワークスタイルのコーディネートもきっと見つかるでしょう。
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◇◆定番のワークスタイル【アメリカンワーク】
ワークスタイルの定番といえばアメリカンワークスタイル。
男らしさを出したい人、少し泥臭い感じがカッコイイという人は断然アメリカンワークスタイルがおすすめ。
◆デニムアイテム
ただデニム素材のコーディネートは気をつけないと単調になり、かっこ悪い印象を与えてしまいます。
そこで気をつけたいのが、同じデニム素材でも色を変えることです。
ブルーデニムでも濃い青色から薄い青色まで、色の濃さの違うデニムを組み合わせることで単調になりがちなデニムコーデの印象が変わります。
さらに、ブラックデニムのアイテムを取り入れることでもコーディネートの幅が広がるでしょう。
同じ色でコーディネートの統一感を出したい場合には、素材を変えましょう。
素材を変えることでアイテムごとの雰囲気が変わるため、色が同じで単調なコーディネートになるのを防ぐことが出来ます。
◆ダック生地
ダック生地のアイテムはデニム生地のアイテムと比べていろんな色があるのが特徴です。
青色はもちろん茶色や、黒色のアイテムがあるためダック生地のアイテムを取り入れることでコーディネートの幅が広がります。
特におすすめしたいのが、ブラウンのアイテム。
ブラウンはなんと言ってもネイビーとの相性がとても良く、ワークアイテムとの組み合わせは抜群です。
ジャケットでもパンツでもブラウンのアイテムを持っておけば、ワークアイテムに多いネイビーのアイテムが更に生きてきます。
ブラウンのアイテムで注意したいのが、上下でブラウンのワークアイテムにしないこと。
作業着のイメージが強くなりすぎてしまうため、上下ブラウンで合わせるのは避けましょう。
◆ヒッコリーストライプ
デニム生地に白いストライプのヒッコリー生地は、ワークのイメージを変えてくれます。
ストライプ柄とはいっても細いピンストライプのため柄の主張が強くなく、取り入れやすいのが特徴。
遠目には薄い青やグレーのように見え、涼しい印象も与えてくれます。
男臭いイメージが苦手な人も、ワークジャケットやシャツにヒッコリーストライプを取り入れることで、ワークスタイルに挑戦できるでしょう。
柄の主張が強くないヒッコリーストライプですが、ほかの柄物を合わせるのはお勧めできません。
全体的にごちゃごちゃした印象になり、コーディネートがまとまらなくなってしまいます。
あくまでワンポイントのイメージで使うことで、いつもと違うワークスタイルが出来上がります。
◆チノパン
ワークパンツでデニムの次に思い浮かべるのは、チノパンではないでしょうか。
同じ綾織のデニム生地との違いは、経糸と緯糸ともに同じ色で織られているため表裏で色が変わりません。
更に、一般的にデニム生地よりも細い番手の糸を使うため光沢があり上品な印象を与えてくれます。
ベージュカラーが一般的ですが、他のワークアイテムに比べカラーバリエーションが豊富なためコーディネートに合わせて選べるのが特徴。
特に白のパンツがオススメです。
いつものワークスタイルに白のパンツを取り入れるだけで、清潔感が出る大人なコーディネートになります。
ワークパンツで注意したいのが履く位置とパンツの丈です。
基本的に太くカジュアルなワークパンツは腰で履いてしまうとカジュアルになりすぎてしまいます。
ワークパンツはウエストで履くのがオススメ。太いパンツをウェストで絞って履くことでシルエットがきれいに見えます。
パンツの丈も長すぎるとだらしなく見えてしまうので、カジュアルなワークパンツは丈をノークッションからワンクッションぐらいにするとスッキリして見えます。
この投稿をInstagramで見るMasa.Shun(@take._.ivy)がシェアした投稿 「チノパン」の愛称で有名なチノパンツですが、みなさんも一度[…]
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◇◆きれいめワークスタイル【フレンチワーク】
ワークの中でもキレイ目なアイテムが多いのがフレンチワークスタイル。
男臭いイメージが少ないため、今までワークスタイルを避けていた人も挑戦しやすいのが特徴です。
◆モールスキンジャケット
フレンチワークを代表する生地で、アメリカンワークで言うところのデニム生地に相当するのがモールスキン生地。
モールスキン生地とはモグラの皮という名前の通り、肉厚で丈夫なコットン生地になります。
さらにデニムと違い、生地の柔らかさとサテン織りのため光沢があるのがモールスキンの特徴。
そして、襟の形は他にはない丸みを帯びた形で、ワークのイメージを和らげてくれます。
色はワークスタイルによくある青色や黒色ですが、サテン織り特有の光沢がアメリカンワークとは違った印象になります。
モールスキンジャケット自体は、1800年代後半には既に存在しているとても古いものです。
しかし細かいディティールには変化があるものの、襟の形や全体のシルエットは現代まで変わらず受け継がれています。
このモールスキン生地はパンツで取り入れてもカッコいいアイテムです。
同じフランスのアイテムのバスクシャツをインナーに合わせると、スッキリとしたワークスタイルが完成します。
◆スタンドカラーシャツ
襟の折り返しがないスタンドカラーは首元をスッキリ見せてくれます。
更にシャツというキレイ目なアイテムですが程よいラフ感があり、襟付きのシャツが苦手な人でも取り入れやすいアイテムです。
青のスタンドカラーシャツに、太めのコーデュロイのパンツを合わせたコーディネート。
スタンドカラーはレギュラーカラーに比べカジュアルなシャツです。
それでもボタンを閉めると、カッチリした印象になってしまします。
あえてインナーが見えるぐらいボタンを開けてラフに着ることで、ワークらしさとシャツの清潔感でフレンチワークらしさが出ますね。
◆アトリエコート
羽織るだけで様になるアトリエコート。
丈の長いコートはフォーマル感が強く堅苦しいイメージがあるため、苦手な方も多いと思います。
しかし、アトリエコートはワークアイテムということもあり、普段からガシガシ使え、気軽に羽織ることができるのが特徴。
フォーマルとワークの中間のようなアトリエコートは、どんなスタイルにも合わせやすく万能のアイテムです。
春・秋はシャツの上に冬はジャケットの上に羽織ることで、長く着られたくさん活躍してくれるアイテムです。
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◇◆ヨーロッパの洗練されたデザインが合わさったワークスタイル
アメリカンワークに比べてデザイン性が高いのがユーロワーク。
ワークウェアの機能性と、ヨーロッパの洗練されたデザインで現代ファッションとも合わせやすいのが特徴です。
◆フィッシャーマンスモック
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特徴的な首周りの形とボックスシルエットで一枚で存在感のあるアイテムです。
スモックということもあり、他のワークアイテムとは違った雰囲気が出てコーディネートの幅も広がります。
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首元が大きく空いている形のフィッシャーマンスモックは、シャツなどの首元が見えるインナーを合わせるとコーディネートの幅が広がります。
◆オイルドジャケット
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オイルドジャケットといえばバブアーがまず思い浮かぶでしょう。
アウトドアメーカーとして1894年にイギリスで創業。
漁師や水夫の作業着としてオイルドジャケットを作っていました。
その耐水性と耐久性は、第二次世界大戦でイギリス軍に提供するほど。
さらにイギリス王室にも認められ、ハンティングの際にはバブアーのオイルドジャケットを着用している姿がよく見られます。
英国の伝統的なブランド「Barbour」(バブアー)をご存知でしょうか? イギリスの不安定な気候に対応するために作られたオイルドジャケットであり、英国御用達の証である[…]
バブアーにははネイビー、グリーン(セージ)、ブラウン(バーク)の3色があり、襟の部分がコーデュロイの切り替えになっているコーディネートの幅がかなり広いアイテムです。
バブアーを合わせるときは同色で合わせるとスッキリしますが、バブアーの存在感が無くなってしまいます。
バブアーの良さを引き出すには、違う色パンツを合わせるのがオススメ。
特にグリーン(セージ)のバブアーは、ネイビー、ブラウン、グレートとの相性がよく、コーディネートが組みやすいアイテムです。
イギリスでは、スーツにバブアーというコーディネートをよく見かけます。
フォーマルなアイテムに合わせるというのはイギリスらしいですね。
出典:https://www.amazon.co.jp
バブアーはスーツにも合わせ得られるので、1着持っていればオンでもオフでも活躍してくれます。
もとはワークアイテムですから、デニムなどのワークアイテムにも相性は抜群です。
デニムに合わせる場合は、ネイビーではなくグリーン(セージ)やブラウン(バーク)のバブアーを合わせるとおしゃれに着こなせます。
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シェックシャツやニットなど、英国らしいアイテムはもちろん相性抜群。
非常にスッキリとした印象を与えてくれます。
古き良きロンドンの街並みをトレンチコートに身を包んで歩く紳士。カジュアルだけど上品な色使いとシルエットを崩さない着こなしをする若者。 イギリスはそういったイメ[…]
◇◆迷ったらここで決まり!【おすすめワークファッションブランド8選!】
★アメリカンワークに欠かせないデニムブランド【Levi’s&Lee】
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ブランドポイント
アメリカンワークデニムを代表するブランドが【Levi’sとLee。】
Levi’sの定番アイテムといえば、デニムパンツの“501“やデニムジャケットの”70505“。
まさにアメリカンワークを代表するブランドです。
また、Leeのデニムの特徴は左綾織特有の色落ち。
Levi’sとは違った雰囲気が楽しめます。
代表的なデニムパンツの“101”。
1924年にカウボーイパンツと名を冠したアイテム。
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細すぎず太すぎずのちょうど良い、スッキリとしたシルエットが特徴。
ホワイトデニムの“ウエスターナー“はパンツとジャケットがあり、コーディネートに加えることで清潔感が生まれます。
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鉄道工員向けに作られた“ロコジャケット”は、丈の短いジャケットが苦手方でも着られる万能ジャケットです。
★ダック生地におすすめブランド【カーハート】
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ブランドポイント
1889年にワークブランドとして創業されたカーハート。
そのカーハートの代名詞的な素材がダック生地であり、太めのコットン糸を高密度で織り込んだ平織りの生地です。
ダック生地の高い耐久性と難燃性が当時の労働者に重宝されました。
カーハートといえば名作ジャケットが数多く存在し、その中でもおすすめなのが”デトロイトジャケット“。
ワークらしい少し丈の短いジャケットだが、ダック地のボディーに色違いのコーデュロイの襟がコーディネートに変化を与えてくれます。
ジョニーデップがこの“デトロイトジャケット”着ていたことでも有名です。
★シャンブレーシャツブランド【BIG YANK】
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ブランドポイント
アメリカイリノイ州の会社が1919年に商標登録したブランドで、新しいディツイールを積極的に取り入れた独自性の高い製品を生み出してきました。
その中で代表作として知られるのがシャンブレーシャツ。
通称“山ポケ”や“ガチャポケ”と言われる、実用的でデザイン性の高いディティールはヴィンテージファンの中で人気を博しました。
現在は世界的ヴィンテージコレクターの寺本欣児氏が、35summersで実名復刻しています。
当時を忠実に再現した“山ポケ”や“ガチャポケ”はシャツ一枚で着ても様になる存在感のあるアイテムです。
★定番アメリカンワークパンツブランド【ディッキーズ】
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ブランドポイント
1922年アメリカのテキサス州で誕生したワークブランド。
ディッキーズはもともとオーバーオールを作る会社でしたが、90年代のストリートカルチャ―によってファッションアイテムとしても認知されました。
定番はスケーターの間で流行した“874”や膝の部分が二重になった“ダブルに―”
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カラーバリエーションが豊富なのもコーディネートに取り入れやすいポイント。
生地はポリエステルとコットンが65/35の割合のT/Cツイル。
丈夫で皺になりにくく、程よい光沢があり汚れを気にせず使えるのも人気の秘訣です。
★フレンチワークブランド【ル・ラブルール】
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ブランドポイント
南フランスで作業着を販売していた創業者が1956年に創業。
フランス農夫の古き良き作業服をベースに高品質で実用性の高いワークウエアを作っているブランドです。
生地の製造からから縫製までを自社の工場で行っているのが特徴。
古き良きフレンチワークのアイテムを着たい人にオススメです。
出典:https://rakuten.co.jp
パンツのウェスト部分のホックは、1940‘s頃から見られる独特な古いディティールを再現。
細かいところまでこだわっているのがこのブランドの特徴です。
★警察や消防の制服も手掛けるブランド【シェーブル】
出典:https://rakuten.co.jp
ブランドポイント
昔ながらのフレンチワークウエアから制服まで手掛ける、フランスの老舗ワークブランド。
スタンドカラーシャツやモールスキンジャケットなど、定番アイテムをスタイリッシュに着たい人にオススメなブランドです。
★デイリーカジュアル&フレンチワークアイテムブランド【ダントン】
出典:https://rakuten.co.jp
ブランドポイント
もとはカバーオールなどの作業着や料理人のユニホームなどのワークウエアを中心に製造していた老舗ワークブランド。
女性にも人気のブランドで、日常的に着やすいデザインのワークアイテムが特徴。
★ユーロワークブランド【ニューリンスモック】
出典:https://rakuten.co.jp
ブランドポイント
イギリスの伝統的スモックメーカー。
スモックといえばフィッシャーマンスモックが有名ですが、画家や陶芸家などの芸術家など、様々な職業で使われてきました。
色や襟元の形などデザインの種類が多いため、自分に合った一着が見つかるでしょう。
◇◆ワークファッションコーデ【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
ワークスタイルのファッションでは、青や黒のイメージが強く単調になりがちです。
しかし、ヨーロッパのワークアイテムを取り入れることでコーディネートの幅が広がります。
特にワークアイテムでよくある青と茶や緑と茶は相性が良いため、パンツとトップスで合わせるとコーディネートがまとまります。
男臭いイメージが強いアメリカンワークスタイル。
しかしヨーロッパのワークアイテムはアメリカに比べてスッキリしたものが多く、スッキリとしたワークコーデができるのが特徴。
全身ワークらしいコディネートもいいですが、気分を変えたいときにはキレイ目なコーディネートにアウターだけワークアイテムを合わせると印象が変わります。
デニムやダック生地、モールスキンなどのワーク素材は耐久性が高く、長く着ることができるのも特徴。
さらに長く着ることで経年変化も楽しめ、自分だけの一着を育てるのもワークアイテムの楽しみ方の一つです。
ここ数年ヴィンテージ市場を中心にミリタリーアイテムの熱が高まってきています。ミリタリーの実物は今では考えられない贅沢な生地使いをしていたり、凝ったつくりをしていたり、また古いものが放つ[…]