皆さんはいつもどの程度の価格帯で服を買いますか?
最近だとプチプラ系のブランドも増えてきて「プチプラでコーデを組むのがオシャレ」という風潮も感じます。
でも、安い服しか持っていないという方はそうそういないでしょう。
自分への何かのご褒美として、大切なパートナーからのプレゼントとして、運命的な物を感じて…。
「高い洋服」の一つや二つは持っているのではないでしょうか。
「高い服は長持ちするから」とか「一生着ていくから」とか、何かしら自分への言い訳のようにも感じることを考えながら、高い服を買った経験はありませんか?
今回は、そんな「高い服」に一石を投じていこうと思います。
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◇◆「高い服は長持ちする」という幻想
いきなり確信をついていきます。
しかし、ここで言っておきたいのは、全てに当てはまる訳ではありません。
この辺りはご安心ください。全てがこれに該当し「高い服=長持ちしない」という訳ではありません。
■思い込みのイメージ
でもやっぱり、高いものは長持ちする印象があります。
家具や家電製品、家、車…、高いものほど「一生もの」のイメージがあります。
家具や家電は当然に大切に使っていると思います。
「せっかく高いものを買った」、「大事に使わなければ」と思いますよね。
とても素晴らしいですね。日本人の「もったいない精神」です。
しかし、服は家具でもなければ家電でもありません。
当然家や車とは全く違います。
では、何が違うのか。
次の項目ではなぜ高い服が長持ちしないのかを見ていきます。
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◇◆なぜ高い洋服は長持ちしないのか
高級な素材は往々にして繊細な物が多いです。
天然素材、例えばウール、カシミヤ、シルク、本革、綿も含まれますが、この他にも色々な天然素材があります。
これらは高級素材として扱われることが多いです。
これらの素材を着ていて、「手入れが大変だな」と思うことはありませんか?
どう洗えば良いのか分からない、雨の日には着られない、ひっかけたらどうしよう…。
綿素材はある程度普通に着られますが、はっきり言って消耗品のイメージです。
家具や家電と根本的に違うもの、それは「頑丈さ」です。
衣類は正直なところ「消耗品」でしかありません。
着れば擦れるし、色あせるし、汚くなるし、縮むし、穴も開くし、虫にも食われるし…。
何だか切なくなってきますね。
◇◆幻想は捨てよう
高い服への幻想は捨てましょう。
「高い服だから長持ちする」、「安い服だからすぐダメになる」、、
全てがこれに該当しないとは言いません。当然これに該当する物も多いでしょう。
しかし、これに該当しない物の方が圧倒的に多いというのが私の印象です。
最近のプチプラ系ブランドの普及の話も出ましたが、高級そうに見えていても安いですよね。
実際、高級な物を使っていても安いです。
それでいて、色々な技術があるのでしょう。
シワが付きにくかったり、速乾性の素材を使ったり、通気性を良くしたり。
色々なことが出来ています。
でも高い服って着づらくないですか?
動きづらいデザインの物とか多くないですか?
すぐシワになりませんか?
すぐシミがつきませんか?
はっきり言って、日常で着ていくことまで意識して作られているとは思えません。
しかし、それがハイブランドの良いところでもあります。
そこまでの服を着こなすことに、世界のセレブやファッショニスタたちは熱狂するのです。
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◇◆高い服を少しでも長持ちさせる方法
「高い服は繊細で長持ちしない」というお話をさせて頂きました。
実際高級素材は手入れが大変な物も多いです。
でも、せっかく買ったものだから長持ちさせたいですよね?
ここからは高い服を少しでも長持ちさせるための方法について、簡単にご説明させて頂きます。
■毛玉への対応
ウールのコートやカシミヤ等、毛玉になりやすいのが動物性の毛素材ですね。
毛玉への対応としてはまず、「ブラシの使用」が有効です。
ブラシについてもいくつか種類があり、「毛玉取りブラシ」、「カシミヤ用ブラシ」などがあります。
また、かけ方も重要で、まず「力を入れ過ぎない」。
力を入れ過ぎると素材が痛む原因となります。
次に、「毛並みに沿って上から下にかける」。
毛並みを整えるように優しく上から下にかけましょう。
埃や花粉を落とすのにも有効です。
ブラシにも出費がかかりますが、お手持ちの高い服の寿命を少しでも延ばせると思えばそれほど高い買い物ではないのではないでしょうか。
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■型崩れを防止する
必ず服のサイズに合ったハンガーを使用するようにしましょう。
最近だと型崩れ防止用のハンガー、洗剤等も各メーカーから販売しています。
せっかく良いものが世の中に普及しているので、是非活用しましょう。
また、型崩れは靴にも起きやすいです。
革靴は履かない時にはシューキーパーを入れておくようにしましょう。
履き皺も伸ばしてくれるので、おススメです。
■上手な洗濯方法
洗濯方法にも注意していきましょう。
衣類には必ず、「洗濯表示」が記載されているはずです。
洗えるのか、洗えないのかを確認するのは当然のこと、どのように洗えば良いのかをしっかりと把握しておきましょう。
レザー類は洗えないので、クリーナーやクリームを使って管理をしていくことが必要になります。
■最も大切な保管方法
保管の方法は、洋服にとって最も重要です。
「型崩れ」の項目でも説明している様に、衣類に合わないハンガー等の使用は良くありません。
また、天然素材で怖いのが「虫食い」です。
防虫剤を使用し、虫対策をしましょう。
また、通気性の悪いところに長期保管するとカビ等の原因にもなるので、定期的に風を通すと良いでしょう。
冬物衣類等はクリーニングに出して保管しておくことをおススメします。
保管方法が適当で、どこかに引っかけて傷をつけてしまったなんてことが無いようにしたいですね。
適切な場所で、大切に保管しましょう。
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高い洋服との向き合い方【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
冒頭でも書いていますが、「高い服=長持ちしない」訳ではありません。
当然長持ちする物も多いです。
レザー類は基本的にそれほど手入れをしていなくても長持ちはします。
しかし、艶が無くなってしまったり、ひび割れしてしまったり、プリント加工のしてあるものだとプリントが剥がれてしまいます。
これに関しては高いも安いもあまり変わらない部分ではありますが、高いものがダメになってしまったらショックですよね。
高いものを買うからにはそれなりの理由があったのでしょう。
それが記念なのか、衝動買いなのか、貰いものなのかは分かりませんが、「思い出」が詰まったものであることが多いように感じます。
高い買い物は忘れられないものです。
自分が一生懸命に働いて稼いだお金を一瞬にして物に変えてしまうのですから、そこに何の思い入れもないという方は少数派ではないでしょうか。
せっかく良いものを持っているなら積極的に使っていきましょう。そのために色々なケアグッズが存在しています。
「着てこそ服」だと私は思っています。着ない服は「もったいない」です。
しっかりとケアをして長持ちさせながら着ていきましょう。
そしていつか着られなくなる時が来たら「お疲れ様」と言ってさようならをしましょう。
それが服の在り方です。
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