【70’sレディース】1970年代とそのファッションは?レトロコーデを現代風にアレンジ!

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1970年代と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

遠いようで身近に感じられるその時代は、文化や生活だけでなくファッションも目まぐるしく変化していった激動の時代でもありました。

 

 

50年代から60年代にかけて、オートクチュールからプレタポルテへファッションが移り変わる中で、さらに自由で様々なスタイルが確立されていきます。

レディースファッションでは、抑制されていた女性らしさを爆発させたのちその概念にとらわれず、多様性を含ませて進化を遂げていったのです。

 

 

ジェンダーや多様性が重視され当たり前になりつつある今、1970年代のファッションから学習ができるのはレトロファッションだけではありません。

 

ファッションの大きな波を、その時代とともにご紹介していきたいと思います。

 

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◇◆1970年代はどんな時代?

 

1970年代は1960年代とはまた違った毛色の時代となりました。

伝統や既存の価値観が大きく塗り替えられ、個性や自由といった言葉が飛び交い古くから伝わる伝統に疑問の声が上がり、それはファッションにも大きく影響していきます。

 

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■ファッションの多様化

 

多くのデザイナーがオートクチュールからプレタポルテへと移行していく中で、それぞれの個性を突出させたコレクションの発表により様々なスタイルが生まれ、その結果ファッションの多様化が進みました。

 

その中でも特徴的なのが、大きく分けてヒッピースタイル」「アウトドアスタイル」「パンクファッションといったもの。

それぞれのスタイルはどこか社会に対する考えが共通しているようでいて、ファッションスタイルとしては違ったアプローチになっているのがとても面白いんです。

(また後程、各3つのファッションスタイルについて詳しく解説していきます。)

 

それまでのシックでドレッシーな服から一変、デニムやゆったりとしたシルエット、柄物などがポイントとなっていきました。

 

 

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■ミニスカートからロングスカートへ

 

60年代に流行したミニスカートは一度衰退し、70年代ではロングスカートが流行します。

ゆったりとしたラインや天然素材のワンピース、スカートが主流に!

 

その流れから、ボヘミアンフォークロアファッションが大流行しました。

フォークロアファッションとは民族衣装の要素を落とし込んだスタイルのことで、自由奔放な生活を追及するボヘミアンの空気感と相性がよかったのでしょう。

 

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柄物や刺繍も多く取り入れられ、それまでどこかかっちりとしていた印象のファッションは、より自由に柔らかい印象を帯びていったのです。

 

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◇◆様々なスタイルが確立する70年代

 

先程ご紹介したファッションスタイルは、70年代を代表するといっても過言ではありません。

では、そのスタイルとはいったい何なのか?

その時代背景や、人々の想いからファッションを読み解いてみましょう。

 

 

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★エスニック調のヒッピースタイル

 

ヒッピースタイルとは、ナチュラルに伸ばしたままの髪や手作りのアクセサリー、ベルボトムのジーンズやエスニック調のファッションを身にまとうというもの。

 

その背景には戦争や全体主義に異を唱え、多様性を尊重しようという人々の想いがありました。

男女が森の中でキャンプをしたり、歌を歌ったりと映画から受けたイメージが強い方もいるのではないでしょうか?

 

Tシャツやジーンズやフォークロアファッションを合わせたスタイリングナチュラルでゆったりとした印象を与えてくれます。

 

 

★アウトドアなスタイル

 

アウトドアスタイルは、60年代後半から若者の間で急速に人気となっていったジーンズを日常的に着用したスタイルのことを総じて指します。

 

ジーンズの人気が高まっていくにつれて、アウトドアファッションやスポーツファッションを日常に取り入れる若者が多くなり、ヒッピースタイルと並行して流行しました。

 

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★パンクファッション

 

チェーンや安全ピンがついたアイテムやダメージジーンズなど、社会への不満を反逆性としてファッションに落とし込んだスタイリングが労働者階級を中心に広がりました。

 

パンクファッションは、不況下にあったイギリスの若者の間で流行しました。

ヴィヴィアン・ウェストウッドが70年代にブティック「レット・イット・ロック」をオープンしたことも、大きな影響を与えています。

 

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◇◆アイテム別にレトロファッションコーデを作る!

 

70年代レトロファッションの特徴をとらえたところで、実際にファッションに落とし込むにはどうすればいいのか。ご紹介していきます!

 

 

★超ロングスカートでボヘミアンに
出典:https://rakuten.co.jp

 

  コーデポイント


ふんわりとした素材のロングスカートをスタイリングに取り入れることで、ボヘミアンスタイルのゆったり感を演出することができます。

透け感のある素材や柄物のアイテムは、程よい抜け感をまとえるので自由でナチュラルなボヘミアンスタイルを気軽に取り入れられちゃいます!

 

 

 

★ベルボトムを使えばあなたもヒッピー?
出典:https://rakuten.co.jp

 

  コーデポイント


切りっぱなしのラフ感と裾が広がったベルボトム、オーバーサイズのアウターがカジュアルなスタイリングに。

アースカラーでまとめると、はっきりとしたエスニック調のアイテムがなくても、70年代レトロの完成です。

 

 

 

★パンクなダメージジーンズ
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  コーデポイント


パンクスタイルはなかなか難しいと思っていませんか?

ダメージジーンズの中でもゆったりとしたシルエットのパンツと、ダメージの加工具合ではカジュアルにも着こなせちゃうんです。

全身真っ黒にするには勇気がいる!という方はデニムでまとめてみて。

今っぽくパンク要素を取り入れることができますよ。

 

 

 

◇◆ジーンズはマスト!70sっぽジーンズって?

 

70年代といえばジーンズ!

60年代後半から70年代にかけて大流行したジーンズは、今の時代でも無くてはならないファッションアイテムですよね。

ここでは、レトロと今をつなぐジーンズ別コーデをご紹介します。

 

 

★裾の広がったベルボトム
出典:https://rakuten.co.jp

 

アイテムポイント


ベルボトムは、最近のファッションアイテムとしても大人気ですよね!

昔流行したファッションが再燃する、いわゆるリバイバルで再度注目を集めています。

ボトムの形に特徴があるのでTシャツはもちろんのこと、ポロシャツやブラウスとも合わせやすいのがうれしいアイテム。

くすみ系の色をトップに持ってくるとレトロ感も演出できますよ。

 

 

 

★ワイドパンツのゆったりシルエットがエスニック
出典:https://rakuten.co.jp

 

アイテムポイント


エスニックと聞いたら真っ先に柄物が思い浮かぶかもしれませんが、アイテムや全体のシルエットでもエスニックを表現できちゃうんです。

民族衣装は布を巻き付けたものなど、布面積が広いのもポイント。

ボトムやトップをオーバーサイズに着こなすのもエスニック調に見せるテクニック!

ちょうどいい色の落ち方と、ワイドなシルエットがかわいいアイテムです。

 

 

 

★ダメージなら何でもいいわけじゃない!

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アイテムポイント


ダメージジーンズをよりパンクらしく着こなしたいなら、黒のスキニーがおすすめ!

ぴったりとした細めのシルエットと、ダメージからの肌見せがモードな印象にも。

Tシャツやスウェット、小物で色をまとめてあげるとパンクでかっこいい雰囲気になりますよ。

 

 

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◇◆夏でもかわいい70sコーデを現代に!

 

70年代レトロ感を、令和の夏に取り入れたい!

実は今流行しているファッションも、レトロ要素が満載なんです。

今年の夏はレトロかわいく!を目指してみませんか?

 

 

★花柄で作るフォークロアコーデ

出典:https://rakuten.co.jp

 

コーデポイント


花柄はフォークロアと相性が抜群!

落ち着いたカラーと大きすぎない柄を選べば、エスニック感を出しすぎず今っぽく仕上がります。

きれい目にまとめたいならブラウス、フォークロアを意識するならカジュアルなトップスを選んでみてください。

透け感のある素材は今年のトレンドでもあるので、まさに令和の中にレトロ感を取り入れられること間違いなしです。

 

 

 

★人気のベルボトムを使って

出典:https://rakuten.co.jp

 

コーデポイント


人気のベルボトムはジーンズだけでなく、様々な素材で展開されています。

その中でもトレンドのプリーツが入ったアイテムはモードな印象と共にレトロさも兼ね備えた優秀アイテム。

マスタードカラーで夏らしさも取り入れているさわやかなコーデに。

 

 

 

★着回し力抜群のロングスカートコーデ

出典:https://rakuten.co.jp

 

コーデポイント


ロングスカートは一枚でコーデの主役になるので、さらっと着こなすのに大変重宝するアイテムです。

柄物や色物が難しい方は、黒や白の無彩色を選んでみてください。

着回し力がばつぐんなので合わせるアイテムの幅も広がって、様々なコーデを楽しむことができます。

 

 

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★レースや刺繍でちょうどいいボヘミアンコーデ

出典:https://rakuten.co.jp

 

コーデポイント


今年流行しているティアードスカートに、大きめの刺繍がポイントのワンピース。

生地の色と刺繍糸の色、大きさのバランスが絶妙でボヘミアンな雰囲気に。

小物をワントーンでまとめることで、統一感もあるナチュラルテイストの今っぽいコーデの完成です。

 

 

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★ワイドパンツとTシャツでキメて

出典:https://rakuten.co.jp

 

コーデポイント


デニムの色を変えるだけでカジュアルコーデに早変わり!

シルエットがゆったりとしているので、モードになりすぎずちょうどいい抜け感も演出できます。

スニーカーとTシャツで作るアウトドアファッションは令和でもとってもかわいいんです。

 

 

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★パンクだってかわいくコーディネート!

出典:https://rakuten.co.jp

 

コーデポイント


ダメージ加工が施された黒のスキニージーンズに同じトーンのTシャツを合わせたコーデ。

プリントやTシャツの形によって様々な表情になります。

全体的なスタイリングがシンプルなので、レザーアイテムを取り入れないだけでカジュアルな女性らしさも!

 

 

 

◇◆【70年代】ファッションデザイナーの躍進

 

70年代は多くのデザイナーがそれぞれの個性や特色を前面に出したコレクションを展開し、様々なスタイルや流行を生み出していきました。

その中でも、日本人デザイナーが世界のコレクションへ進出、ファッション界で大きな成功を収めています。

 

 

■高田 賢三 (KENZO)

KENZO​のデザイナーである高田賢三氏は、新型コロナウィルスによる訃報で世界中が悲しんでいましたよね。

彼は初めてのパリコレで浴衣や着物の生地を用いたコレクションを発表し、のちのエスニック調ファッションの流行に火をつけた方でもあります。

 

そんな高田賢三氏の回顧展が、母校である文化服装学院の隣にある文化服装博物館にて6月1日(火)~6月27日(日)開催予定です。

70年代に流行したフォークロアを間近で見る事ができるチャンスです。

ぜひレトロな風を感じてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

■三宅 一生 (Issey Miyake)

イッセイミヤケでその名が知られている三宅一生氏は、ニューヨークコレクションでデビュー。

今まで体をピッタリと覆う服が常識だった中で発表した「一枚の布」はファッション界に大きな衝撃を与えました。

体の動きや風によって形を変える服は、今までにない斬新なアイデアだったのです。

 

 

 

■森 英恵 (HANAE MORI)

蝶がモチーフのエレガントなデザインでニューヨークコレクションに現れた森英恵氏。

彼女はデビューののち、パリのオートクチュール組合に所属する唯一の東洋人として名前を馳せました。

フォークロアやボヘミアンなどナチュラルでカジュアル、今までのファッションを覆すようなコレクションの中で女性らしさを全面に出したデザインは大変人気でした。

 

 

 

■ヴィヴィアン・ウエストウッド (Vivienne Westwood)

今ではアクセサリーやバッグのイメージが強いですが、パンクファッションというジャンルを築いたデザイナーです。

アバンギャルドなブランド「レット・イット・ロック」をオープンした他に、世界的有名パンク・ロックバンド「セックス・ピストルズ」をプロデュースしたことでも有名。

イギリスのパンクファッション、文化の火付け役なのです。

 

 

 

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◇◆70’sレトロファッションコーデ【まとめ】

 

いかがでしたでしょうか。

今回は、70年代のファッションの移り変わりとその魅力をお伝えしてきました。

 

 

この時代、一時的にミニスカートは衰退しましたが、再度80年代から90年代にかけて爆発的に流行します。その話はまた今度させていただきます。

 

ファッションのリバイバルもあってレトロっぽいアイテムが簡単に揃えられる今、楽しみながら様々なレトロコーデに挑戦してみてくださいね。

 

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みーや
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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