誰もが一度は袖を通した経験があるはずのポピュラーなファッションアイテム、「シャツ」。
ですが、ひと口にシャツと言ってもその形や生地は様々で季節によっても変わってきます。
好みのシャツを購入したつもりでもこんな悩みを感じた事はありませんか?
「買った時は気に入っていたはずなのに家に帰ると何かしっくりこない」
「無難な物ばかり選んでしまっていてアイテムに飽きてしまった」などなど…。
服選びは勿論、その着方やアレンジ方法は案外悩みますよね。
しかし、そういった悩みは着こなしのアレンジ一つで簡単に解決出来ます。
この記事ではメンズファッションにおける、シャツの活用方とアイテムの持つメリットデメリットを紹介していきます。
コーディネート例を見ながらアレンジ術を紹介、解説しますのできっと今後のスタイリングに役立つと思います。是非参考にしてみて下さい。
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◇◆そもそもシャツって?
襟付きでボタン、前立て(向かって男性は右が上、女性は左が上)、袖など、皆さんがよく知るシャツの形になったのは中世紀のヨーロッパからです。
現在は中衣服または上着としても使われますが、元々はこのような意味の言葉で時代を経て進化していったアイテムです。
◇◆季節に合ったシャツを選ぼう
シャツのルーツを知った上で続いては実際にどんな種類の襟付きシャツがあるのか、季節別に分けてそのメリットデメリットを紹介していきます。
春におすすめシャツ【ポイント3選】

ポイント
スーツや制服のインナーに多くみられる、フォーマルな物で立襟(畳んだ時に襟だけが立つ)にボタンが付いたボタンダウンや広めに設けられたカフス(袖)が特徴です。
ほとんどが白や黒か淡色のカラーの物で普段着使いには不向きと言えます。
因みに、ワイシャツのワイはホワイトから名付けられたそうです。

ポイント
綿素材で作られた平織生地を使用したシャツで、通気性や吸水性に優れ比較的に丈夫なのが魅力なアイテムです。
フォーマルなシーンでも用いられますが現在では様々なブランドからカジュアルウエアとしてリリースされています。
洗濯などのお手入れも楽な為、シーズン問わず人気があるアイテムです。

ポイント
先述した二つとは全く異なり、台襟のみを設けたシャツの事です。
襟を正すような堅苦しさを取り除いたこのアイテムはインナーとしてだけではなく、一枚着でも出掛けられる手軽さから春夏の人気シャツになっています。
夏におすすめシャツ【ポイント3選】


ポイント
夏といえば日本でも既に定番のアロハやレーヨンシャツ。
最大の特徴ともいえる、オープンカラーに肌触りの良いしっとりとした着心地と光沢感のあるカラーが毎年人気を博しています。
また、カラーや柄のバリエーションも非常に多いので夏のシャツ選びが楽しくなる事間違いなしです。
ですが、洗濯機で洗えないデリケートな素材も存在しますので品質表示をよく見て選ぶ事をおすすめします。

ポイント
先程のアロハと同様の、オープンカラーの民族シャツです。
特徴として前身頃の四つポケットやプリーツ、または刺繍が施してあるデザイン性の高い夏のリゾート向きアイテムです。
通気性に長けた透け感のあるコットンや、ハリのある混紡素材(ポリエステル&コットン)が多く使用され軽量感と丈夫さを再現しています。
しかしシャツに施された装飾や形からシワが目立ちやすいというデメリットもありますので、お手入れには注意が必要です。
素材によってはスチームアイロンなどで軽くシワを伸ばせるので試してみて下さい。

ポイント
日本でも馴染みの深くなってきた麻素材のシャツです。
サラッとした肌触りと軽い着心地が特徴のアイテムで、コットンとの混紡素材が使われる事がほとんどです。
これはリネンが持つデメリットの縮みやネップ(糸の節が出る)をカバーする為であり、速乾性などのメリットは活かされたまま製品にされています。
混率によって肌触りも多少変わるので見かけた際は手に取ってみて下さい。
秋におすすめシャツ【ポイント2選】

ポイント
その名の通り作業服がルーツのシャツです。
特徴としてタフな厚地を使用するのは勿論の事、左右の胸ポケットやカーブの少ないシルエットなどが上げられます。
ややルーズな形は非常にメンズファッション向きで長年使えるメリットがあります。
ですが、これまで紹介したアイテムと違い清潔感や軽量感には劣るので、演出したい雰囲気に合わせて選ぶ事をおすすめします。
出典:https://rakuten.co.jp
ポイント
オールシーズン通して人気のあるチェックシャツは、実は着回しの幅が広い優れ物です。
生地の素材や柄、カラーは様々で、メンズファッションに多くみられるチェックは主にギンガム、タータン、ブロック、オンブレなどがあります。
その他多くのチェック柄が存在しますが好みのカラーを取り入れてみたり、落ち着いたデザインの物を持っていてもインナー使いに重宝するので是非チャレンジしてみて下さい。
シャツの中で最も便利なアイテムだと思いますよ。
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冬におすすめシャツ【ポイント2選】
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ポイント
羊の毛が原料の肉厚で起毛した生地感が特徴のウールシャツは、秋冬にぴったりのアイテムです。
毛玉が目立ちやすいというデメリットがあるものの、その温かい着心地と落ち着きのある独特のデザインはトレンドに左右されにくく、数多くの種類が存在するシャツの中でも抜群の安定感が魅力です。
また、柄にはチェックが用いられる事も多く、表現したい雰囲気の幅をグッと広げてくれる優れ物ですよ。
出典:https://rakuten.co.jp
ポイント
柔らかく起毛した綾織生地を使用したフランネルシャツ。
秋冬シーズンのシャツと言えば最もメジャーなアイテムかもしれません。
こちらもチェックの物が多く見られますが、ネルとはあくまで生地の事を指していますので無地の製品も様々なブランドから販売されています。
保温性と柔らかい着心地が特徴ですが、その反面水に弱いというデメリットもあります。
その為、シワになりやすく縮みの原因になるので洗濯の際は短い時間で洗うなどの対策が必要です。
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◇◆シャツアレンジ術【おしゃれコーディネート7選!】
それでは実際にどんな風にシャツの着こなしやアレンジをすればいいのかを、コーディネートで見ていきましょう。
①カジュアルダウン
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コーデポイント
シャツを使った、スタイリングでは外せないフォーマルスタイル。
リアルクローズとして力みが無い雰囲気を、インナーのチェックシャツが上手く演出してくれています。
さらに、ボタンを上まで留めない事で程良いリラックス感のある着こなしになっています。
コーディネート全体でカラーリングに統一感を持たせてあるのもポイントです。
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②フォーマルアップ
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コーデポイント
襟の無いバンドカラーシャツはボタンを上まで留め首元をスッキリとまとめると、清潔感が増しインナーとしての見栄えがグッと良くなります。
ルーズシルエットのテーラードジャケットと、トラウザーズでシティールックなフォーマルスタイルが作れます。
足元のレザーブーツもコーディネートの締めとして活躍します。
この投稿をInstagramで見るSAINT LAURENT(@ysl)がシェアした投稿 テーラードジャケットは、メンズファッションにおいて重要なアイテム[…]
③スマートスタイル
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コーデポイント
クルーネックのインナー使いで襟と裾を見せるように着こなすスタイリングで、シルエットが膨れ過ぎる事なくまとめてあるコーディネートです。
機動性や保温性といった機能的な部分もカバー出来る上、独特のスマートさを表現出来ます。
パンツにはクロップドパンツを使用しカジュアルさをプラスしていますが、ストレートシルエットのデニムパンツなどでも代用が効くスタイリングですので、ローファー以外にスニーカーとも組み合わせて着回していくのもおすすめですよ。
どんなにオシャレに決め込んでも、足元がダサければ台無し。いかなる服装にも合わせやすいスニーカーを持っておくことで、あなたのコーディネートの幅が広がること間違いなしです。&nbs[…]
④アメカジワーク
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コーデポイント
シャンブレー生地のワークシャツがアメカジ感を引き出しているコーディネートです。
服のシワが雰囲気をさらに良く見せていてルーズ感がプラスされています。
タックインしたインナーのTシャツ、ボタンは留めず羽織るだけ、袖のロールアップ。
この三つのポイントが世界観を作るテクニックで、「リラックス」「ワイルド」といったテーマに良く用いられる着回し方法ですので是非取り入れてみて下さい。
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⑤ボタンのポイント掛け
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コーデポイント
ボタンの上を開けるのはわりとよく使われる着方ですが、作りたいシルエットに合わせてポイントでボタンを留めるのが私のおすすめのテクニックです。
また、シルエットだけではなく見せたいプリントなどのデザインも強調出来るので、お気に入りのインナーに合わせてボタンの掛け方を変えてみるのもきっと楽しいですよ。
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⑥アクセントスタイル
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コーデポイント
昔からあるスタイリングの一つではありますが、現在もメンズレディース問わず用いられるテクニックです。
両肩掛けは勿論、斜めに掛けてもアクティブな印象を与えるアクセントになります。
スウェットなどでも使える手法ですが、比較的にかさばりにくいシャツでサラッと取り入れるのがおすすめです。
⑦ドレッシーアロハ
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コーデポイント
シャツの柄とカラーがしっかりと映えるようにバランスの取れたスタイリングで、スラックスとブーツでドレッシーさを演習しています。
レーヨンが持つ落ち感のある風合いが活きるコーディネートですので写真のようなホワイトは勿論、ブラックを基調としたスタイリングでもまとまりが出るのでおすすめです。
◇◆シャツアレンジ術【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
ここまでシャツについて説明解説をしてきました。
皆さんがイメージしている「襟付きの前開きシャツ」にはヨーロッパに起源があり現在に至った事や、そのアイテムの種類の豊富さと様々なシーンに合った着こなしやシャツ選びがある事が理解出来たかと思います。
誰でもすぐに活用出来るテクニックをお伝えしましたが、シャツには使われている素材によってもアレンジ方法が違うので自分が着ている物の品質表示を見ておく事も大切です。
この記事で紹介したシャツの着回しテクニックをまとめると…
1.インナー使い
2.ボタンをポイントで留める
3.羽織る(ボタン開け)
4.袖のロールアップ
5.肩掛け
この5つのポイントを意識して、是非今後のコーディネートの参考にしてみて下さいね。
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