自分のお気に入りの一着が誰にでもありますよね。
大切な服はなかなか日常着として着られず、クローゼットやタンスの中に大切に保管してあることが大半です。
ですが長期間誤った保管方法で服を保管して、久しぶりに着てみようと取り出してみると、なかったはずの穴が開いていたり、肩の部分が型崩れしていたりと残念な結末に終わってしまうことになるかもしれません。
また服は毎日同じものを着る人以外、ほとんどの間収納されている状態なのです。
服を間違えた方法で保管してしまうと、普段着であっても型崩れや変色してしまうかもしれません。
そこで今回は、服を長い間大切にしたい人に向けて長期間保管しても服を劣化させない方法をまとめました!
普段使いでも、応用できる方法でもありますので是非実践してみてください。
正しい方法で服を保管すると何年、何十年と保つことも可能です。
お気に入りの一着を大事にするためにしっかりと日々の保管方法をこの機会に見直しましょう!
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◇◆服を長く使うために(服の保管方法の重要性)
服の保管は服を長く使うことにおいてとても重要です。
できるなら、自分のお気に入りの一着を大切に長く使っていきたいですよね?
服が好きでたくさん服を持っている人のクローゼットを拝見することもありますが、ほとんどの人が服を正しい方法で保管できていないことに気づきます。
ですが、一部の方は服だけでなく服の周りの環境にも気を配り、大切に保管することを心がけている人もいます。
そういう人のクローゼットを見ると、その人がどれだけその自分の服を大切にしているのかよくわかります。
自分の服に愛情を持ち、大切に使っていきたいと思っている人は自然と服を丁寧に扱い、メンテナンスを頻繁に行うことが習慣化するようですね。
ですがしっかりとした服の保管方法を知らないと、服に対して知らず知らずのうちにダメージを与えてしまっているかもしれません。
正しい服の保管方法がわかっていると服が長く使えるだけでなく、服に対する向き合い方も同時に変わってきます。
◇◆洋服を保管するときに気を付けておくべき3つの方法
服の保管において主に注意すべき点は、変色、虫食い、型崩れの3つです。
この3つは非常に起きやすく、厄介です。
ですがこれらの問題は簡単に解決することができます。
では、早速服の保管方法について解説していきます!
■服の変色に対する対処法
服の変色は長期保管だけでなく、日常使いの服にも起こりうる問題です。
特にTシャツ類、シャツ類は何回か洗濯せずに着るとすぐに変色し始めてしまいます。
皆さんもシャツの襟元がすぐに黄ばんでしまったという経験があるのではないでしょうか?
この皮脂や汚れに対してはどうすればいいのでしょうか?
結論として、必ず長期保管前に服を洗濯するか、クリーニングに出してください。これに尽きます。
確かに、服は洗えば洗うほどダメージを受けます。デニムなどは全く洗わないという人もいるでしょう。
デニムのような汚れやダメージがその服の個性として受け入れられるものなら洗わなくても気ならないかもしれませんが、変色が目立ってしまうシャツ類や明るい色味の服は保管前に洗うようにした方がいいです。
洗わないと衣替えの時、久しぶりに出してみると「あれ、こんなとこに汚れあったかな?」みたいなことになり、高いクリーニング代を払うことになりかねません。
ハイブランドのシャツはデリケートなので洗濯も面倒なことが多いですが、やはり大事に長い間使うためにはメンテナンスは欠かせません。
汚れは蓄積していくとどんどん取れにくくなってしまうので、適度に洗濯するようにしましょう。
服を洗ってから保管すると変色と同時にシミやカビを防ぐことにもつながります。
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■服の虫食いに対する対処法
服の虫食いは服好きの方は特に気を付けるべき問題です。
服の繊維を食べてしまう虫は主に「カツオブシムシ」や「イガ」の仲間の幼虫です。
この幼虫が服の繊維を食べて成長し成虫になるとまた次の場所に飛んでいき、また収納の中に数百万個の卵を産み付けていきます。
これを聞くとぞっとしますよね。
カツオブシムシやイガ屋外、屋内関係なくどこにでもいます。そして服の繊維が大好物。
特に、ウールやカシミヤなどの天然繊維の方を好みます。
高級な衣類は天然繊維で作られていることが多いので、高級な繊維には特に気をつけましょう。
では、そんなムシたちを寄せ付けないための対処法を解説していきます!
●収納スペースを清潔に保とう
みなさんは収納スペースを清潔に保っていますか?
服を大事に使うためには、収納スペースを清潔に保つ必要があります。
収納スペースは、半年に一度とかでもいいので定期的に掃除しましょう。
もしくは天気がいい日などに、クローゼットやタンスを全開にした状態で空気を通すだけでも構いません。
掃除や空気を通すと虫が住みにくい環境になるので虫食いの可能性を減らすことができます。
先ほども述べましたが、虫は数百万個の卵を収納スペースに生み、カツオブシムシやイガの幼虫は日当たりが悪く温かい環境を好みます。
●防虫剤の置く場所を見直そう
防虫剤は虫食いに対して非常に有効な手段です。
最近ではにおいが付きにくく防虫効果だけでなく、カビや黄ばみを抑えてくれるものなども販売されています。
ですが、防虫剤は正しい使用法で使用しないと効果は半減してしまいます。
クローゼットに吊るすタイプの防虫剤は種類によって防虫効果の範囲が変わりますので、自分の収納スペースにあった防虫剤を選びましょう。
置くタイプの防虫剤は服の上に置くようにしましょう。
防虫剤の成分の比重は空気よりも重いので下においてしまうと上まで成分が広まらず、効果が半減してしまいます。
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■服の型崩れに対する対処法
型崩れはニット類やシャツ類、そしてアウター類に起こりやすい問題です。
特にニット類は基本的に太めの糸を編んで作られているので、糸と糸の隙間がほかの衣類に比べて癖がつきやすいです。
一度癖がついてしまうとなかなか元に戻すことは難しいので、型崩れする前にしっかりとした保管方法を身に着ける必要があります。
では、有効な対処法を解説していきましょう!
●ハンガーにかけての保存やめよう
ハンガーは正しい大きさで正しい種類のものを選べば型崩れはほぼ起きません。
ですが、基本的にハンガーにかけると服が重力により引っ張られるので服には少なからず負荷がかかっています。
ジャケットやコートなどは質量が大きいので、サイズの合っていないハンガーにかけることは型崩れの原因になりかねません。
アウターを保管するときはその服に合ったハンガーを用意すると型崩れを防止することができます。
しかしTシャツ類やニット類は柔らかい素材のものが多く、型崩れを起きやすいためハンガーでの長期間の保存はおすすめしません。
●重ねる収納はやめよう
服を保管するときにやってしまいがちなことは、服をたたんだ後、重ねて収納してしまうことです。
これは本など別のものでもいえることですが、重ねると必然的に下の方に置かれたものには上に載っているものすべての重量がのしかかってきます。
その分、下の者には負荷がかかってしまうので、服にとっては型崩れの原因になってしまいます。
服を立てて収納することによって服がプレスされることもなく、型崩れしにくくなります。
ですが立てる収納をするとき「たたむ回数が多くなってしわが寄ってしまいそう…」と思われた方もいるかもしれません。
この問題はあまり心配する必要はありません。
服にしわが残る原因は、たたむ回数ではなく服にかかる圧力で決まるからです。
それでも気になる方は重ねる枚数を減らしましょう。
理想は3枚程度ですが、多くても5枚までに抑えると、しわが付く可能性は低くなります。
●たたむときは丁寧に
たたむときにも注意するポイントはあります。
服をたたむときに、よれが出てしまうことはよくありますよね。
すべてのよれを直すのはなかなか難しいとは思いますが、できる限り取ってあげると長期間保管しても、しわが寄りづらくなります。
特にたたむときに注意するポイントは、一度折ったら手でアイロンをすること、そして縫い目に沿って折るという点です。
この2点さえ抑えておけば、しわが寄りづらくなります。
面倒と思う方いるかもしれませんが、長期間保管することを考えると、しっかりたたんであげた方が、服の圧力も軽減されて衣替えの季節に出してもきれいな状態を保つことができます。
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◇◆お気に入りの一着を長く使うために(上級編)
ここからは少しお金がかかりますが、自分が大切にしたいものをさらに長期間使っていくための方法を2つご紹介します。
■服保管サービスの活用法
服保管サービスを使っている人はあまりいません。
服保管サービスはその名の通り、使わないシーズンの服を預かってくれサービスのことです。
料金はサービスによっては異なりますが、1着で月額1100円前後が多いようです。
「服を預けるだけでそんなにかかるの⁉」と思うかもしれませんが、服保管サービスは基本的に服を保管するだけではありません。
もし保管している服がいらないなと思ったら、そのままマーケットに出品できるサービスさえあります。
服保管サービスを活用すると収納スペースがスッキリしますし、しっかりとした環境で保管してくれるので服も傷みにくく、手入れの手間も省けますよね。
お金があまりなくて服をたくさん預けることができないという人は、自分が大切にしている服の身を厳選して、オフシーズンの間は服保管サービスに預けるというのも1つの手だと思います。
積極的に服保管サービスを活用して時間の節約をするのもいいでしょう。
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■服カバーをつける
服カバーは最近ではよく使われるようになってきている便利アイテムですね。
現在では100均でも売られていて手軽に手に入れることできます。
メリットとしてはほこり、臭い、摩耗の防止などがあげられますが、最近では防虫効果のある服カバーなんかもあるようです。
基本的には1着ずつかぶせられるタイプがおすすめですが、まとめてかぶせることができるタイプもあります。
カバーをつけると必然的に取り外しが面倒です。
使うたびにカバーを取り外し、また収納するときにとりつけるのをすべての服に対して行うのはさすがに手間がかかりすぎますよね。
カバーを上手に使い分けて大切な服をほこりや、臭いから遠ざけましょう。
◇◆上手な洋服の保管方法【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は服の保管方法を問題別に紹介してみました。
ファッションを楽しむうえで服を大切に保管することは必要不可欠です。
また、クローゼットを掃除するために中にある服をすべて出して、1着ずつ眺めてみるとその服の質感や自分が気づかなかった小さなポイントに気づくこともあります。
自分のお気に入りの服を長く愛用していくためにも一度自分の服の保管方法を見直してみてはいかがでしょうか?
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