「人は見た目が9割」というキーワードを、耳にした方は多いと思います。
当たり前ですが、人の魅力というのは、見た目だけではないでしょう。
しかし、見た目で得をしたり、損をしたりするのも事実です。
どんな理由にしても、人から魅力的に見られたいと思うのは私だけではないはずです。
なおさらビジネスの場において、好印象を持たれたいと思うのは当然のことではないでしょうか。
「スーツは戦闘服」と言われるほど、ビジネスマンにとってスーツは重要な役割を担っています。
しかしながら、スーツの着こなしが素敵だなと感じるビジネスマンは一握りと言って良いでしょう。
街中を歩いてみると、せっかくのスーツスタイルがもったいないな、、と感じる事が多々あります。
そんな【ビジネススーツの残念な着こなしパターン】を分かりやすくご紹介していきますので、反面教師としてご活用いただければと思います。
では、早速見ていきましょう!
ビジネスシーンに欠かせないスーツ。何となくスーツを着ている男性も多いでしょうが、男性のスーツ姿にときめく女性は実はとっても多いです! あなたのスーツ姿も知らな[…]
◇◆スーツの残念な着こなしパターン

「アンボタンマナー」と言われ、“ジャケットの一番下のフロントボタンは留めない”というルールがあります。
これはルールということだけでなくジャケット自体も一番下のボタンは留めない設計になっているため、実際に留めてみるとシワが出るようになってしまいます。
また、着席する際にもボタンのルールがあります。
椅子などの座る時は、留めていたジャケットのボタンは外します。
また、立ち上がる際にはボタンを留めるというのが、一連の流れです。
ただし、ダブルのジャケットの場合は、着席時でもボタンは留めたままにしましょう。
「TPO」という言葉を皆様一度は耳にしたことがあるかと思います。TPOの意味がなんとなく分かるという方は多いかと思いますが、果たして実行できているでしょうか。 […]

ジャケットの着丈は、お尻が完全隠れる長さからマイナス1~2cmほどがいいでしょう。
この長さがあるからこそ、ポケットに手をいれるなどの仕草がエレガントに映ります。
カジュアルなデザインのジャケットに良く見られるような、お尻が完全に出てしまう着丈の長さは、ビジネススーツとしてはNGです。
逆に長すぎると野暮ったくなるので、こちらも注意しましょう。
メンズファッションの神様、石津謙介さんの息子でもあるファッションディレクターの石津祥介さんは「ファッションはサイズが重要である」とおっしゃっております。フォーマル、ビジネス、または普段[…]
スーツの袖の正しい形は、腕を下した時にシャツが1~1.5cmほど覗く長さです。
シャツが見えているとスーツの袖が短いと感じる方もいらっしゃいますが、シャツが出るのが正式です。
袖が長すぎる方に比べ少数派ではありますが、短すぎる袖も、全体のイメージを大きく損ないます。
パンツのシルエットに大きく影響するのがパンツの裾丈です。
細身のシルエットがお好み方に多いのが短すぎる丈。
楽な方が良いからなど、多くゆとりがある方がお好み方に多いのが長すぎる丈が多い傾向にあります。
また、腰パンにしている方も丈が長くなります。
正式にはパンツの裾巾によって長さのバランスを見る必要がありますが、裾丈の基準は、クリースラインがキレイにまっすぐに出る丈が目安です。
購入したばかりのスーツには「しつけ糸」と呼ばれる糸がついております。
理由としては型くずれを防ぐためなのですが、しつけ糸を取り忘れたまま着用している方を良く見ます。
しつけ糸が付いている場所はブランドによって、肩・袖・胸ポケット・ベント(ジャケットの後ろ裾の切れ目の部分)など様々です。
特にベントは忘れやすいので気を付けましょう。

シワが無い方が良いのはご周知の通りだと思いますが、特に細身のスーツを着用されている方は、要注意です。
肘や膝などの間接部分はもちろんのこと、背中やお腹回り、パンツのヒップから太もも回りなど、至る所で強いシワが発生します。
そういった場合は、サイズの見直しが一番なのですが、着用後のケアを徹底しましょう。
ビジネスマンにとっての必須アイテムといえばスーツですよね。最近はカジュアル化の傾向もみられますが、まだまだビジネスシーンではスーツの着用率は圧倒的に高いです。 […]
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◇◆シャツの残念な着こなしパターン
シャツの首回りが大きすぎると、ネクタイを締めた際、襟が重なり合ってしまいます。
逆に小さいとボタンが締められないため、襟が開きすぎてしまっているケースもあります。
どちらにしても、凛とした雰囲気とは真逆になるので、シャツの首回りのサイズには気を払いましょう。

上記の首回りと同様に、袖ボタンを外している方も良く見かけます。
スーツの袖からシャツが存分に出ている様は、だらしがないの一言です。
気温が高い夏場に多いような気がいたしますが、スーツをキッチリと着用するのであれば、しっかりとボタンを留めましょう。
◇◆ビジネスアイテムの残念な着こなしパターン
ネクタイの締め方がだらしないと、全体のイメージもだらしなく見えます。
ブレザーの学生などにも多く見られ、学生気分が抜けていない・・。などといった悪い印象に繋がる事もあるでしょう。
欧米では、ネクタイをしているだけでレストランやホテルでの応対が変わると言われます。
それだけネクタイはスーツの象徴的な存在と言えるでしょう。
ネクタイをしっかりと締め、凛としたスタイリングを心がけましょう。
ディンプルと言われる“えくぼ”を入れると立体的になり、更にネクタイが映えます。
しっかりとネクタイを締めても、ノット(結び目)が太いと野暮ったくみえてしまいます。
時代ごとに、ネクタイの太さ・締め方にも変化がありますが、現在ではシンプルなスタイリングを推奨します。
故に、ネクタイの締め方はプレーンノット(シングルノット)の一択です。
ビジネスマンにとって、スーツは毎日着るもの。あなたも、スーツに合わせる“ネクタイ”や“タイピン”の選び方に悩んだことがありませんか?しかも、ビジネスシーンの中でも場面によって適[…]

ショップスタッフの方がスーツにローファーを合わせているのを目にします。
それは匠の技とでもいいましょうか、スーツに精通している方の、言わばハズしのテクニックです。
何気なく履いているようで、スーツの素材感やシャツ、ネクタイなどのバランスを上手く調和させています。
ローファーとは「怠け者」という意味で、その名の通りビジネススーツには難しいアイテムです。
紐靴がビジネスシューズの基本と考えましょう。
皆さんはドレスシューズをお持ちでしょうか?仕事用や冠婚葬祭で履くために、持っている方も多いと思います。 しかし、ドレスシューズが活躍する場面はビジネスやきちん[…]
あまり目立たないから・・との理由から、気が緩みがちなソックスですが、足元は意外と見られています。
スーツにはそぐわない、スニーカーソックスなどを合わせているビジネスマンを見かけますが、やはり足元だけ浮いた印象になってしまいます。
脛など足元の素肌は見せないのがメンズスーツの基本となりますので、ソックスはクラシックなロングホーズがおすすめです。
フォーマルウェアと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?「冠婚葬祭に着用する黒いスーツでしょ?」と思う方や、もっとざっくりと「スーツの事でしょ?」と認識している方も少なくないかもしれませ[…]
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◇◆ビジネススーツの着こなし失敗パターン【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
スーツのネガティブなポイントをご紹介してきましたが、当てはまるポイントはありましたでしょうか?
スーツの着こなしには、ルールがあり難しく感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしルールに沿ってスタイリングをすれば間違う事は無いのです。
全てのルールを覚えるのは難しいかもしれませんが、今回の間違いポイントを知っていただくだけで、改善できる点があると思います。
お洒落に気崩してみたい・・など誰もが考える事ですが、ビジネススーツという枠で考えると、キッチリとスーツをスタイリングする事が何より大切であると思います。
ビジネススーツは戦闘服。
パリッとスーツを着こなし、戦いへ繰り出しましょう!
スーツとは、「同じ生地で作成したそろいの上下」のことです。スーツスタイルは、ネクタイ・シャツで変化はあるものの、スタイリングのほとんどが同じ生地で構成されています。 […]